「楽クラライフノート」は「退職後のお金にまつわるお悩みを解決したいと考えています。」をサブタイトルにした資産管理、エンディングノートを合わせたようなアプリです。
2000年問題以後、老後資産が注目されるなか、終活もセットにしたアプリ、このブログの趣旨とも共通する点が多くあります。
遅まきながら「取り上げないわけにはいかない。」と気づき、今回紹介します。
使った感想は辛口になりますが、本格的に使うにはまだまだです。
本記事でテストした機種
- 「iPhone12mini」 iOS ver.15.1.1
- 「楽クラライフノート」ver.2.0.2
Android版もあります。
アプリのインストール
- 以下よりダウンロード

- アプリのアイコンをタップして起動
- 「新規アカウント登録」をタップ
- 「利用規約」「個人情報の取り扱い」を確認して、「利用規約と個人情報の取り扱いに同意する」にチェック
- 「アカウント登録をはじめる」をタップ
- 「メールアドレス」「パスワード」「パスワード確認」を入力して、「次へ」をタップ
- 「メールアドレス」に入力したメールを起動
- lifenote_info@ntt-finance.com から来ているメールに記入されている「認証コード」を入力
- 「認証コードを送信する」をタップ
- 「写真」「名前」「生年月日」「性別」「都道府県」を入力
これらの項目の入力は任意ですので、スキップできます。 - 「入力内容を登録する」をタップ
全て入力しないのであれば、「スキップ」をタップ(後から入力できます。) - 「<初回6ヶ月間無料>お試しを開始する」をタップ
- 「完了しました。」の「OK」をタップ
サブスクリプションの状況を確認
初回6ヶ月間無料であることiPhoneの「設定」で確認しておきます。
- iPhoneの「設定」アイコンをタップ
- 一番上の「プロフィール(名前)」をタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
- 「楽クラライフノート」が表示されていること確認
- 「更新日」が6ヶ月後であることを確認
6ヶ月前に解約しないと「プロフィール(名前)」→「支払いと配送先」に記載されているクレジットカード等から、自動的に引落になりますので注意して下さい。
解約・退会
サブスクリプションの解約と退会の2つの手続きをする必要があります。
解約
- iPhoneの「設定」アイコンをタップ
- 一番上の「プロフィール(名前)」をタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
- 「楽クラライフノート」をタップ
- 「無料トライアルをキャンセルする」をタップ
退会
- アプリ「楽クラライフノート」を起動
- 右下の「メニュー」をタップ
- 「アカウントの設定」をタップ
- 「このサービスから退会する」をタップ
- 「退会へ進む」をタップ
- 「退会する」をタップ
退会すると全データがアプリ側で削除されます。
心配な方は退会前に自分でデータを削除して下さい。
特徴
「楽クラライフノート」のキャンペーン頁には下記のとおり記載があります。
・資産と家計を自動で可視化
https://lifenote.ntt-finance.co.jp/campaign/11?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=sisankanri&gclid=Cj0KCQiA15yNBhDTARIsAGnwe0XuZW3u2CgHJsF-qKF7l4vQDm2PV_m5BFZghlukiYxoorbGv_2n_F8aAiZbEALw_w
・キャシュフローシュミレーションで今後の人生に必要な資金を可視化
・豊富な記事を読むことで退職後に必要な知識や情報を習得
・いざという時に備え、事前に相続や自分の情報を整理
使い方
- アプリのアイコンをタップして起動
- 「
お金」をタップ
- 「+追加」をタップ
「手入力」と「口座連携」があります。
「口座連携」は資産管理金融機関の情報と自動連携する機能です。
まずは「口座連携」をやってみて、できなければ「手入力」をしましょう。
使っていると、 が表示されないことがありました。
あきらめて再起動させると表示できました。なんとかしてほしいです。
口座などを登録
まずは「口座連携」です。 「口座連携」 してあれば自動で金融機関等から自動でデータを紐づけられるため便利です。
一方でアカウントなどのセキュリティ管理を厳重にしておく必要があります。
例として楽天銀行で「口座連携」をしてみます。
- 「口座連携」タブをタップ
- 「銀行」をタップ
- 「🔍
」
に楽天と入力 - 「楽天銀行」をタップ
- 「アグリゲーションサービス利用規約」を確認
- 「登録する」をタップ
- 「上記に同意しました」にチェック
- 「楽天銀行と連携する」をタップ
- 楽天銀行のID、パスワードを入力
- 「ログイン」をタップ
- 「支店名 / 支店番号」「口座番号」「合言葉」
- 「認証する」をタップ
- 「自動取得対象の開始日」を選択
- 「表示名(任意)」「メモ(任意)」を必要に応じて入力
- 「保存する」をタップ
- 「連携しました」と表示されたら「OK」をタップ
- 「楽クラライフノート」に戻る。
- 「
お金」をタップ
- 「現金・預金・暗号資産」をタップ
- 残高を確認
金融機関によっては連携できる時間帯が決まっている場合があります。時間外の場合、連携に失敗することがあります。
時間内に連携するか、当該金融機関に問い合わせて下さい。
私の場合、時間をおいて再度試みると連携に成功しました。かなり忍耐が必要な場合があります。
「口座連携」 の更新は1日1回です。時間はしめされていません。金融機関等によって異なるのだと思います。
複数の金融機関の口座情報を一つに集約して閲覧できるようにするサービスです。
このアプリでは 「Money Forwrd」製のものを使っています。
口座連携に金融機関等名がない場合は、手入力になります。
金融機関等名があっても、普通口座は 「口座連携」 できるが、定期口座は 「口座連携」 できない場合もあります。
手入力は極力少なくしないと、面倒になって継続して使わなくなります。
口座の断捨離を兼ねて、「口座連携」に登録されている金融機関等に変更すれば、継続できます。
支出の入力
支出は「口座一覧」タブから入力したクレジットカードや電子マネーの明細から仕訳されます。
「家計」タブを見ると仕訳状況がわかります。
どこを探しても支出を手入力する方法が見つかりません。現在問い合わせ中です。解答があり次第、記事を更新します。
運営会社のNTTファイナンスから「支出を手入力できないのか?」の回答メールが来ましたので共有します。
NTTファイナンスでございます。
お問い合わせいただきました現金支払い分の管理についてご案内いたします。
恐れ入りますが、楽クラライフノートアプリでは現金支払い分の家計・支出への手入力での登録・管理機能は、現在備えておりません。しかし、日常の支出の中で現金支払いが多いことは、仰る通りと考えております。
今後の機能開発内容の一つとして参考にさせて頂きます。貴重なご意見ありがとうございました。
シミュレーション の確認
キャッシュフローシミュレーション
安心な老後生活を送るために、将来の資産予測ができます。
「年齢」「資産総額」「年収」「年支出」「介護開始予想年齢」「退職予定年齢」「退職金額」「年金額」「退職後の支出月額」「不定期のライフイベント時期・金額」が事前情報として入力が必要です。
何回かシミュレーションをやって、綿密に資産データなどを入力しないと、現実的な結果を得ることはできないと感じます。
なぜその結果になるのかが今一理解に苦しみます。計算過程を示してあれば今以上に分かりやすくなると思います。
相続税かんたんミュレーション
「資産額」「負債額」「法定相続人の数」を基に計算します。
法定相続をした場合の税額が算出されます。
実際の相続割合ではないので、「相続税総額」を参考にする程度なら利用できると思います。
その他の機能
「家系図」を作ることができます。iPhoneの連絡先から電話をすると時に表示する「連絡先一覧」から紐づけるようですが、開発途中なのかまだできません。
また手入力はできないようです。亡くなった人は連絡一覧にはのせないですよね。
「家族・友人・知人一覧」も「連絡先一覧」から紐づけています。こちらは手入力ができます。
「自分のこと」の入力があります。エンディングノートです。
「健康」「介護」「相続」「葬儀・お墓」「契約サービス」「自分史」に項目が区分されています。
知識や情報の習得
下記の公式サイトにはブログ形式で老後資産、終活などの記事が多数あります。
また用語集もあり参考になります。
使ってみた感想
- 事前に各金融機関にオンラインの登録をしておかないと連携ができないので時間がかかる。
- 暗号資産(コインチェック)の連携をしようとしたが、APIキーを作成しなければならず、ややこしい。
- 保険会社との口座連携がない。すべて手入力になる。保険も資産運用として利用している人は多いと思うのですが?
- 「家計」の入力は銀行口座やクレジットカードとの連携データだけです。手入力やカメラスキャン入力ができません。
- データのバックアップやダウンロードができない。万が一サービスが終了した場合に備えてデータはバックアップしたいのですが、その機能はありません。相当痛いです。
- この手のアプリはユーザの意見を取り入れすぎると複雑化して、逆に使いにくいものになる傾向があります。割り切って使った方がよいと思います。
そういう意味では、資産に特化して家計は切り捨てることがわかりやすいです。 - 相続人にとっては資産、相続の関係が1つのアプリに入っているので、相続時には非常に助かる。
- 相続人のことを考えると、IDやパスワードなどのデジタルアカウントについての入力項目がほしい。