新規格Qi2(チーツー)でスマホ充電をもっと快適に

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Qi2は、磁気誘導という技術で、スマホと充電器のコイル間に電流を流して充電します。

磁石でしっかりと固定されるので、充電中のズレを気にせず、高速充電が可能。iPhoneのMagSafeをベースに開発され、より多くのデバイスに対応できるようになりました。

ワイヤレス充電の進化を、あなたも体感してみませんか?

目次

Qi2規格とは?

Qi2は、無接点充電の規格を策定する団体であるWireless Power Consortium(WPC)によって開発されたワイヤレス充電の新しい国際標準規格です。従来のQi規格をベースに2023年に発表されました。
より高速で効率的な充電や磁石を使った位置合わせ機能などが特徴です。

この規格は、AppleのMagSafe技術を基にしており、iPhoneだけではなくAndroidなど、さまざまなデバイスで採用されることが期待されています。

この新規格により、ワイヤレス充電の利便性と効率が大幅に向上すると見込まれています。

Wireless Power Consortium(WPC)

ワイヤレス給電の標準を策定することを目的に、2008年12月に設立された団体です。
世界中にある400以上の企業が加入しています。
この団体が策定したQi規格に準拠した機器には、Qiマークが付けられています。
Qiマークのある機器であれば、異なるメーカーの製品間でも充電が可能です。

Qi規格とQi2規格の違い
特徴Qi規格Qi2規格
最大出力7.5W15W
位置合わせ手動で位置合わせが必要磁石で自動的に位置合わせ
マグネット対応なしあり
互換性企業間の相互利用が可能相互利用性をさらに拡大
導入年2010年2023年

Qi2規格のメリット

高速充電

従来のQiでは最大7.5Wでしたが、Qi2では2倍の15Wでの高速充電が可能になり、より短時間で充電できるようになりました。

マグネットによる安定接続

AppleのMagSafeのように、磁力によって充電パットとデバイスがしっかりと固定されるため、充電中にデバイスがずれたり、接触不良を起こしたりするリスクが低減します。

充電中にデバイスがずれたり、接触不良を起こしたりするリスクが低減し、安定した充電が可能になります。

電力効率の向上

磁力によって充電パットとデバイスが磁力によって充電パットとデバイスの位置合わせを精密におこなうことにより、充電時の電力ロスを最小限に抑え、効率的な充電を実現します。

互換性の向上

Qi規格との互換性も保たれているため、従来のQi充電器も使用できます。

またQi2規格はMagSafeと互換性があるため、MagSafe対応のiPhoneやアクセサリーをQi2対応の充電器で充電することができます。

具体的にはQi2が使えるデバイスはiPhone12以降のモデルです。Qiに対応しているiPhone8以降のモデルとAndroidスマホはQi2充電器で充電できるが磁気機能はありません。

Qi2の仕組み

Qi2は、磁気誘導充電方式という技術を使っています。

充電器とデバイスにそれぞれコイルが内蔵されており、これらのコイル間に磁場が発生することで電力が伝達されます。
このことにより、まるで魔法のように、コードなしで充電できます。

磁力によってデバイスが充電器に吸い付くため、充電位置の調整が簡単で、安定した充電が可能です。

なぜQi2が必要なの?

スマートフォンをはじめとするモバイルデバイスの高性能化に伴い、より高速な充電が求められるようになってきました。

また、ワイヤレス充電の普及に伴い、充電の安定性や使い勝手の向上も求められています。Qi2規格は、これらのニーズに応えるために開発されたものです。

Qi2の未来

Qi2規格は、ワイヤレス充電の新たなスタンダードとして、今後ますます普及していくことが期待されています。

スマートフォンだけでなく、様々なデバイスへの搭載が進むことで、私たちの生活はますます便利になるでしょう。

まとめ

Qi2規格は、2023年に発表された新しいワイヤレス充電の国際標準です。

Wireless Power Consortium(WPC)が開発したこの規格は、従来のQi規格を基にしており、最大15Wの高速充電や磁石を使った自動位置合わせ機能が特徴です。

AppleのMagSafe技術に基づき、iPhoneやAndroidデバイスなど様々な機器で使用可能です。

Qi2は、充電の効率を高め、安定性を向上させると期待されています。

また、Qi規格との互換性も保たれており、従来の充電器でも利用可能です。これにより、未来の充電体験がより快適に進化するでしょう。

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