「終活はいつから」と聞く前にデータ共有「プレ終活」をすぐやって下さい。

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50歳になりました。先々のことが心配になります。私の友達に「終活」を始めたとか「エンディングノート」を書いているとか、話題にしている人が増えてきました。

50歳だと「終活」を始めたほうがいいんですか?

ブログ管理者
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50歳で自分の葬儀や遺言の準備と言っても、実感が湧きませんよね。
「終活」はいつから始めなければならないといったことはありませんよ。
やる時期を考える前になにをやるかを洗い出して下さい。
やる項目を抜き出せば項目ごとにやっておくべき時期を決めることができます。

ブログ管理者
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「終活」なかで今すぐやっておくべきことは、個人情報の整理です。これを「プレ終活」と名付けました。私の造語です。もう少し具体的に言うと

・銀行預金などの資産情報
・ネットサービスのアカウント情報
・人間関係の情報(知人・友人などの情報)
・上記を含めたデジタルデータの整理

これらは整理されていなければ今すぐやって下さい。
それ以外は必ずしも50代にはやる必要はあまりありません。

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「終活」という言葉の始まり

最初に、「終活」という言葉の始まりについて簡単に触れておきます。

2009年週刊誌「週刊朝日」で「終活」に関する記事がありました。それ以降「終活」本が出版されるようになり、広まった言葉とされています。

2012年には「ユーキャン新語・流行語大賞」のTOP10に「終活」がノミネートされ、言葉として一般化していきました。

本格的に「終活」を始める時期

各種のアンケート調査等を見ていると、「終活」を始める時期は、以下のとおりです。

  • 定年退職になったとき
  • 60歳になったとき
  • 物忘れが増えたと思うになったとき
  • 親が亡くなったとき

これからすると、60歳から遅くても75歳ぐらいまでには始められているようです。

「定年退職になったとき」「60歳になったとき」は人生の節目のタイミングですね。「物忘れが増えたと思うになったとき」は認知症が心配になったということです。「親が亡くなったとき」は親の死で自分の死を意識したといったことです。

世間一般の人は人生の節目のなかで死を意識した時に「終活」を始めています。ある決まった時期にしておかなければならないと思っている人は非常に少ないのではないでしょうか。

本格的な「終活」をやる前にやっておくこと

今まではこれでも良かったかもしれません。
むかしは親が隠居するとき資産管理の責任を息子に譲りました。そのことが相続であり、こと足りたのです。

現代は膨大な情報が渦巻いています。たとえばむかしは預金通帳を息子に渡せば、済んだかもしれませんが、現在はネット銀行を使っていれば、預金通帳はありません。

あるのは電子化されたIDやパスワードなどのアカウント情報だけです。そして特に問題なのはそのアカウント情報はパソコンやスマートフォンがないと目には見えないものです。

不慮の事故で亡くなるとアカウント情報がないと、簡単には見ることができません。

死亡すると銀行口座は閉鎖されます。ネット銀行は死亡した情報は遺族からでないと閉鎖されることはありません。
遺族がネット銀行の口座をもっていることが知らなければ、存続します。

知らない口座がありお金の動きがなければそんなに問題はないかもしれません。

たとえば亡くなった人がサブスクリプション(定額料金支払)サービスに加入していて、ネット銀行から月々一定額を引き落とされていたとします。請求書も領収書もメールで案内があるだけです。郵便で案内されることはありません。

引き落とされていたことに気がつくのは、メールのアドレスを廃止したときか、口座の残高がなくなった時です。
金額が大きかったらそ~っとしますよね。

わかりましたよね。
重要なのは年代に関係なく、時期に関係なく、「個人情報」を整理しておくことです。そしてそれを親族に共有しておくことです。

「個人情報」の整理は本格的な「終活」をやる前にやっておくことです。これが「プレ終活」です。

「終活」でやること

  1. 銀行預金などの資産情報の整理
  2. ネットサービスのアカウント情報の整理
  3. 人間関係の情報(知人・友人などの情報)整理
  4. 上記を含めたデジタルデータの整理
  5. デジタルデータの家族との共有
  6. 終末期医療、臓器提供の意思表示
  7. エンディングノートの作成
  8. 断捨離(不用品整理)
  9. 年賀状、アルバム整理
  10. 家族との話し合い
  11. 遺言の準備
  12. 葬儀の準備
  13. 墓の準備

1から5までが「プレ終活」です。結婚したらやって下さい。つまりパートナーができたらやる。家庭を持ったらやりましょう。独身でも30歳までには始めたほうがいいです。

6から13は本格的に「終活」を実施する60歳から75歳の間で、できるだけ早い時期に始めて下さい。すべて一緒に始める必要はありません。その都度必要に応じておこないます。

1から5については年齢に関係なくその都度、見直しをします。
高齢になればなるほど、使わなくなった通帳やサービスは早々に廃止してできるだけ少なくするように務めて下さい。

1から5の個人情報がきれいに整理されていればエンディングノートを書くにしても年賀状・アルバム整理するにしても、そんなに苦労することはないのではないでしょうか。

「プレ終活」で大事なこと

「5.デジタルデータの家族との共有」が最も大事になってきます。最近は文書・写真・ビデオなど何でもデジタルデータで保存することが主流になってきています。

データの整理ができていても家族がデータにアクセスできなければ、ないことに等しいです。

私が家族との共有で提案したいのはクラウドサービスによるファイルやフォルダを共有することです。

主なクラウドサービス

「iCloud」はアップル社の製品です。iPhoneなどアップル社の製品をつかている人は便利です。
「Google ドライブ」は無料で15GBまで利用できます。無料であれば他の製品より多くのデータが保存できます。
「OneDrive」はマイクロソフト社の製品です。「Windows 10」や「Microsoft 365」をつかている人は便利です。
Dropboxはハードやソフトに依頼しないサービスです。

基本的なシステムはどのサービスでも大差はありません。
アカウントを作ると、Web(サービス会社のサーバー)にファイルが保存できます。保存されたファイルは自分のパソコンやスマートフォンに同期します。

同期とはWeb(サービス会社のサーバー)と自分のパソコンやスマートフォンのデータを最新のデータに統一する仕組みです。

この中に家族とデータを共有するために共有フォルダーを作って置くといつも最新のデータを共有できます。

この共有フォルダーの中に重要なデータを入れておけば、特にデータをバックアップする必要がありません。

まとめ

  • 本格的に「終活」を始める時期は60歳以降で定年など人生の節目に開始しましょう。
  • 本格的な「終活」をやる前にやっておくことは個人情報の整理です。
  • 個人情報の整理「プレ終活」は結婚したら始めましょう。
  • 「プレ終活」をしっかりやっておけば、本格的な「終活」は苦労なくやれます。
  • 「プレ終活」で大事なことは、家族とデータを共有することです。
  • データの共有はクラウドサービスを使うと便利です。

「デジタル遺産」「デジタル終活」といった言葉もあります。
死亡した人のアカウントの取り扱いについては、まだ件数が少ないことからサービス会社によってバラバラです。
今後、なんらかの統一基準が求められます。

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