完璧なワイヤレスイヤホンを探していますか?
Shokzの新作「OpenFit」がその答えかもしれません。
私自身も使ってみて驚いたこのイヤホンは、最先端のBluetooth5.2技術を駆使し、驚異的な最大28時間の連続再生を実現。しかも、軽量なのに耐久性も抜群。
しかしそれだけではありません。音が突如出なくなったときやペアリングの悩みも、簡単な手順で解決可能です。
この記事では、OpenFitの真価を詳しく解説。
その魅力や便利な使い方、トラブルシューティングまで網羅しています。
音楽愛好者から忙しいビジネスマンまで、全ての人にとっての最適なイヤホンを見つけたい方は、ぜひこの記事をお読みください。
Shokz OpenFit の使用感
Shokz OpenFitを初めてつけた瞬間、その軽い装着感に驚きました。
従来のイヤホンと比べて、耳へのストレスが著しく少なく、まるで何もつけていないかのようです。
その快適さから長い時間の使用でも不快感は感じられません。
メガネを掛けているのと同じといえばわかりやすいでしょうか。
耳掛け型イヤホンのため、ジョギングなどの運動時に落下する心配はことはまずありません。
走っているとき、カナル型イヤホンの場合は緩むことがありましたが、OpenFitは全くその心配がありません。
私は主にデジタルオーディオで読書に使用しているため、音質はそれほど気にしていせん。
ただジョギングで自動車の騒音がうるさい所や川の音が大きい場所では、聞き取りづらい点が課題です。
開放型の特性かもしれませんが、この点の改善を望みます。
音の大きさに影響する音圧感度が95.5 ± 2.5dBと、やや低めであるのが原因かもしれません。
最後に贅沢な悩みなのですが、快適すぎる装着感から、つけているのを忘れることがあります。
逆につけていると思ったら、なかったということにならないように気をつけたいです。
要点をまとめると次のとおりです。
【メリット】
- ほとんど感じない着装感
- 長時間の使用も快適
- 落下のリスクなし
【デメリット】
- 音圧感度が低め
- つけていることを忘れやすい(これは贅沢な問題かも)
OpenFitは、現在人気のある密閉型であるカナル型イヤホンとは全く設計思想が違った開放型のイヤホンです。
音楽やオーディオブックを楽しみながら他の作業をする人には、OpenFitは完璧なイヤホンです。
OpenFitは多タスクを好む方にとって、理想的な選択と言えるでしょう。
動作環境
- Shokz OpenFit
- Apple iPhone mini
- Apple Watch SE
各部の名称
イヤホン本体で触るのは、タッチ操作エリアだけというシンプルなものになっています。
ペアリング
【初回】
- ケースを開ける。
- ペアリングモードに入ると、ケース内の真ん中下にある内部LEDインジインジケータがオレンジ色と緑色に点滅
- 対象デバイスのBluetoothを有効にする。
【2回目以降または別のデバイスにペアリングしたい場合】
- イヤホンをケースにセット
- イヤホンのタッチ操作エリアを一緒に押す。
- ペアリングモードに入ると、内部LEDインジインジケータがオレンジ色と緑色に点滅するので、タッチ操作エリアの指を離す。
- 対象デバイスのBluetoothを有効にする。
【対象デバイスのBluetoothを有効にする】 iPhoneの場合
- ペアリング設定アイコンをタップ
- Bluetoothをタップ
- 「その他のデバイス」らんに「OpenFit by Shokz 」と表示されているので、それをタップ
- 「自分のデバイス」らんに「OpenFit by Shokz 」が移動して「接続済み」になっていることを確認できればペアリングは成功です。
❸ で「OpenFit by Shokz 」と表示と表示されない場合は、改めて【2回目以降または別のデバイスにペアリングしたい場合】を実行して下さい。
イヤホンの操作
【電源オン】
- ケースの中にイヤホンがセットされた状態でフタを開けると電源がオンになります。
【電源オフ】
- ケースの中にイヤホンがセットされた状態でフタを閉めると電源がオフになります。
※ イヤホン本体には電源のオンオフボタンはありません。
【音楽などを聞く】
- 事前に対象デバイスとペアリングをしておく。
- イヤホンケースのフタを開ける。
フタを閉じるとBluetoothは未接続に、ふたを開けるとBluetoothが接続済みになります。 - 対象デバイスで音楽アプリなどを起動して再生するとイヤホンより音声が出ます。
【音楽の再生、一時停止】
- イヤホンの右左どちらかのタッチ操作エリアを2回タップ
タッチ操作エリアは少し膨らんでいるので、見なくても指の感触で分かります。
【再生している曲の先頭に戻る】
- 左のタッチ操作エリアを長押しする。
ユーザガイドでは「前の曲に移動」となっていますが、曲の途中で長押ししても再生中の曲の先頭にしか移動しません。
曲の先頭で長押しすると前の曲に移動するのでしょう。長押しをタイミングよく2回おこなうと前の曲に移動しました。
【次の曲に移る】
- 左のタッチ操作エリアを長押しする。
【音量調整】
- 対象デバイスの音量調整で操作
OpenFitには音量調整ボタンがありません。
Shokzアプリの「ボタンのカスタマイズ」を使えばOpenfit本体から音量調整ができます。
【電話での通話開始】
- 電話があった時点で、イヤホンの右左どちらかのタッチ操作エリアを2回タップ
【電話での通話終了】
- 電話受信中に、イヤホンの右左どちらかのタッチ操作エリアを2回タップ
【電話での通話拒否】
- 電話があった時点で、イヤホンの右左どちらかのタッチ操作エリアを長押し
充電
【イヤホンの充電】
- イヤホンをイヤホンケースにセット
磁石で接着します。 - 内部LEDインジインジケータが●緑色に点灯している場合、イヤホンの電気残量が多いことを示します。
- 内部LEDインジインジケータが●オレンジ色に点灯している場合、イヤホンの電気残量が少ないことを示します。
- 外部LEDインジインジケータが●緑色に点灯していれば、60分程度ケースに入れた状態にしておくことでフル充電ができます。
【イヤホンケースの充電】
- 外部LEDインジインジケータが●オレンジ色に点灯している場合、次のとおり充電をして下さい。
- 付属のUSB-A to USB-C充電ケーブルを電源アダプター(付属していない)に差し込んで充電
- 外部LEDインジインジケータが●緑色に点灯すれば充電完了
イヤンホンを入れてケースを受電した場合、内部LEDインジインジケータも●緑色に点灯していれば、イヤホンの充電は完了です。
内部LEDインジインジケータはイヤホンの充電状況を、外部LEDインジインジケータはケースの充電状況を示しています。
Shokzアプリを入れてファームアップすることで、マルチポイントに対応できたり、充電状況が数字で確認できたりと、大変重宝しています。
リセット(初期状態に戻す)
音が出ない、ペアリングができないなど、何らかのトラブルが改善されない場合、リセットすることで回復することがあります。
【リセットの手順】
- 対象デバイスのBluetooth登録を解除
- 両方のイヤホンをケースにセット
- タッチ操作エリアを15秒間長押し
- 内部LEDインジインジケータが、●オレンジ色に5秒間点滅後消灯で、リセット完了
【対象デバイスのBluetooth登録を解除】 iPhoneの場合
- ペアリング設定アイコンをタップ
- Bluetoothをタップ
- 「自分のデバイス」らんに「OpenFit by Shokz 」の をタップ
- このデバイスの登録を解除をタップ
Shokz App
スマホ用のアプリがあります。より細かい設定かできるようになっています。
- 次よりアプリをダウンロード
- ケースのフタを開けておく。
- Shokzのアイコンをタップ
- 「Skokz Privacy Policy」で内容を確認して同意するをタップ
- 内容を確認して次へをタップ
- 検索でOpenfitを認識
ケースのフタを閉じたままにしておくと認識されません。 - ファームウェアが最新でない場合、アップデートが始まります。
【充電状況表示】
- 左右のイヤホンとケースの充電状況がパーセント表示されています。
Shokz App起動後の初期画面
【マルチポイント接続】
iPhoneとApple Watchなど最大2台のデバイスと同時ペアリングができます。
- Shokz Appのマルチポイント接続をタップ
- 「マルチポイント接続」をオン
- 「マルチポイント接続をオンにすると、イヤホンが再起動されます。」でOKをタップ
- 「イヤホンを再起動しています」と表示
- 2台目のデバイスへの接続をタップ
【イコライザ・モード】
「スタンダード」「ボーカル」「低音強め」「高音強め」「EQカスタマイズ」の各ボタンがあります。
細かい内容はアプリにある「イコライザ・モードを区別する方法」をタップして確認して下さい。
【ボタンのカスタマイズ】
- タッチ操作エリアを2回タップする操作は、次のとおり4種類より選択できます。
「音声アシスタント」とは「Siri」のことです。
- タッチ操作エリアを長押しする操作は、次のとおり3種類より選択できます。
2番を選択すれば、Openfit本体から音量の調整をおこなうことができます。
メンテナンス
OpenFitの耐塵耐水性能は、IP54等級です。
水しぶき、汗、ほこりへの強い耐久性を持っていますが、完全防水ではありません。
そのためOpenfitは直接水で洗うことに適していません。
柔らかい布で汚れを拭き取って下さい。イヤホンのメッシュ部分は繊細なので、清掃は乾いた綿棒を使って下さい。
トラブルシューティング例
以下は、筆者自身が遭遇したトラブルとその対処法になります。
問題
右側のイヤホンから音が出なくなりました。
解決策として3つの方法が考えられます。
- 解決策1
内部LEDインジインジケータが●緑色に点灯するまで充電する。
イヤホンの充電が不十分だと音が聞こえないときがある。
- 解決策2
音量バランスを左右均等にする。
iPhoneの場合は次のとおり確認します。- 設定をタック
- アクセシビリティをタック
- 下にスクロール
- オーディオ/ビジュアルをタック
- 「バランス」らんの左右のバランスを「0.00」にする。
- 解決策3
- イヤホンをリセットして初期状態に戻す。
仕様・スペック
【基本仕様】
- イヤホンの種類
ワイヤレス式耳掛け左右分離型 - 構造
開放型 - スイッチ
タッチパッド - 重量
8.3g
【ワイヤレス仕様】
- ワイヤレス
Bluetooth ver5.2 - 対応コーデック
SBC、AAC - 通信距離
10m - マルチポイント接続
最大2台(アプリによる設定)
【バッテリー仕様】
- 充電ポート
USB Type-C(ケースに付属) - 連続再生時間
7時間(イヤホン)
28時間(ケース併用時) - 充電時間
約1時間(イヤホン)
約2時間(ケース)
【その他の仕様】
- 防水防塵性能
IP54(有害な影響が発生するほどの粉座が内部に入らない。水の飛まつに対して保護) - 音圧感度
95.5 ± 2.5dB - アプリ設定
iPhone、Android用アプリで設定変更可能 - マイク
通話、音声により操作可能
Q & A
まとめ
Shokzの新モデル「OpenFit」は音楽やオーディオブックを楽しみながら他の作業をする人には、完璧最適なイヤホンです。
Bluetooth5.2を採用、特に左右独立型の耳掛け構造や、防水防塵性能IP54、そして最大28時間のバッテリー持続時間が魅力です。
タッチパッドでの操作や、iPhone・Androidアプリでの設定変更も可能。マルチポイント接続や各種カスタマイズもアプリ内で行える。
さらに、約8.3gの軽量設計で快適な使用感を提供。OpenFitは耐久性と使い勝手を兼ね備えた一押しのイヤホンと言える。