葬儀費用の相場は？事前に確認しておきませんか？

葬儀費用は安くありませんね。また不明瞭で内訳がよくわからないことがよくあります。
時間がないのと葬儀を間近に控えて、葬儀業者とトラブルになるのを避けて、我慢したことがありませんか。

一度葬儀経費について考えてみませんか？
そこで、葬儀費用の状況を調査しているWebページを調べてみました。

調査結果をまず言うと、葬儀費用の平均は120万円です。
ただし葬儀費用には飲食費・返礼品・お布施の費用は含んでいません。

また、葬儀社紹介サイトを利用して葬儀の内容や複数見積を取っておけば相場感がわかりますよ。

葬儀費用の内訳項目

葬儀費用と一言でいっても葬儀業者によって含まれている経費はバラバラです。
この記事では概ね以下のとおりとします。これを曖昧にしておくと誤解のもとになります。

葬儀費用に飲食費用、返礼品、寺院費用は含んでいないことに注意して下さい。

アンケートなどの調査結果（平均費用）

株式会社鎌倉新書「第4回お葬式に関する全国調査」2020年調査

鎌倉新書は「いい葬儀」「いいお墓」「いい仏壇」「いい相続」などのサイト運営、出版物を発行、セミナーの開催を手がけています。

業務の一環として2013年より「お葬式に関する全国調査」を実施しています。2020年の第4回調査では下記のような結果になっています。
注意点は葬儀費用に火葬場使用料、式場使用料を含んでいますが、飲食・返礼品費用、お布施は含んでいません。

一般財団法人日本消費者協会「第11回葬儀についてのアンケート調査」2016年

日本消費者協会は1962年に設立。
弱い消費者の声を代弁し、消費者が主権者としての資格と権威とを獲得するための消費者運動を推進している。

1983年より「葬儀についてのアンケート調査」を実施。2016年の第11回調査では下記のような結果になっています。
ネット上では数値は公表されていません。冊子「第11回 葬儀に関するアンケート調査報告書」が販売されています。

「葬儀一式費用」「飲食接待費」「寺院への費用」の合計額と「葬儀費用の合計」とは合致しません。理由は不明です。

経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」2020年

「特定サービス産業動態統計調査」は特定のサービス産業における売上高等の経営動向を把握するために、法律（統計法）に基づた調査です。
この調査報告書のなかに葬儀業のデータがあります。

注意点は葬儀業者を対象にした調査であることです。
そのため寺院への費用は含んでいません。飲食費、返礼品費などは含んでいるかは不明です。

1件あたりの売上高は金額からみて、飲食費や寺院への費用などを除いた金額と推測します。
また、これだけのデータでは不明ですが、売上高に葬儀収入以外の収入が入っている可能性があります。

株式会社エス･エム･エス「定額葬儀サービスの利用に関するアンケート調査」2019年

株式会社エス･エム･エスは2003年に会社設立。
企業理念である「高齢社会の情報インフラ」を構築するため、介護、医療、ヘルスケア、シニアライフに関わるサービスを推進している。

「定額葬儀サービスの利用に関するアンケート調査」の結果は下記のとおりです。

葬儀費用は、葬儀一式料金、飲食接待費、お布施を含めた合計金額です。

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「全互協冠婚葬祭1万人アンケート」2015年

全日本冠婚葬祭互助協会は1973年設立。
全国271社（2020年8月末現在）冠婚葬祭事業者より構成されている業界団体で、割賦販売法に係る冠婚葬祭互助会事業を展開している。

「全互協冠婚葬祭1万人アンケート」は国民の儀式生活に関する意識調査、基礎資料の収集を目的として実施

2011年以降でお布施を除いたお葬式費用の最多値
101万円から150万円

平均値は公表していません。