映画やゲームを楽しむなら、やっぱり重低音は外せない!
今回は、デスクトップ環境でも置きやすい、EDIFIERのコンパクトサブウーファー「T5」をレビューします。
定格70W、8インチウーファー搭載という本格派でありながら、意外なほどコンパクト。
特にEDIFIER製スピーカーとの相性は抜群で、私が使用しているQR65との組み合わせでは、驚くほど自然な重低音を実現します。
セットアップも簡単で、付属ケーブルを接続するだけです。
背面のツマミで低域のカットオフ周波数(30-160Hz)と音量を調整可能。QR65との組み合わせでは80-100Hz付近がベストでした。
気になる点は電源スイッチの位置くらい。本格的な重低音とコンパクトさを両立した、デスクトップ環境に最適なサブウーファーをご紹介します。
EDIFIER T5をおすすめするユーザ
Edifier T5は、パワフルな低音とコンパクトなサイズが魅力のサブウーファーです。
次のことを求めているユーザにマッチした製品です。
- 迫力のある低音を体験したい方
- コンパクトなサブウーファーをお探しの方
- Edifier製のスピーカーをお持ちの方
迫力のある低音を体験したい方
Edifier T5は定格70Wの高出力で、8インチ(20.3mm)の大口径ウーファーを搭載し、迫力のある低音を再生します。
そのため、映画やゲームのサウンドトラックなど、重低音を重視したコンテンツを楽しみたい方や、音楽鑑賞でベースやドラムの音をより深く、リアルに感じたい方におすすめします。
コンパクトなサブウーファーをお探しの方
部屋が狭く、大きなサブウーファーを置くスペースがない方や、デスクトップPCやノートパソコンに接続して、手軽にサウンドアップしたい方におすすめします。
Edifier製のスピーカーをお持ちの方
Edifier製のスピーカーとは、同じ会社なので当然のように相性がいいです。この組み合わせで、より一体感のあるサウンドを楽しみたい方におすすめします。
設置環境
次の環境で T5 を使っています。参考にして下さい。
- パソコン
Apple MacBook Air M2 - スマートフォン
Apple iPhone 12 mini - ドッキングステーション
CalDigit TS4 - 外部スピーカー
EDIFIER QR65 - サブウーファー
Edifier T5
マニュアルについて
マニュアルはいくつかあります。
- 商品付属の「クイックスタートガイド」
- ユーザーマニュアル
- 日本語ユーザーガイド
- 製品ページ
箱の中身を確認
箱には次のものが入っています。
- サブウーファー 1台
- ケーブル類
「電源ケーブル」1本
「3.5mm –RCAオーディオケーブル」1本
「RCA-RCAオーディオケーブル」1本 - 書類
「クイックスタートガイド」
「安全上の重要事項」
製品背面
ケーブル接続
- 「3.5mm –RCAオーディオケーブル」でサブウーファーT5の信号入力とスピーカーQR65のサブウーファー出力を接続
DIFIER QR65の背面
- サブウーファーT5の「電源ケーブル」を電源コネクタに接続して、コンセントに差し込みます。
- 向かって右側のスピーカーの背面にある電源スイッチをON
- スピーカーQR65の接続を完了する。
詳細は次の記事を見て下さい。
EDIFIER T5の調整
EDIFIER T5は、各自の好みに合わせて様々な設定を行うことができます。
以下に、調整のポイントと具体的な方法についてご紹介します。
設置場所
- 一般論として部屋の隅に置くと低音が増強され、中央に置くとよりフラットな再生が期待できます。理想的には、試行錯誤して最も自然な低音が得られる場所を見つけます。
- 具体的な調整方法は、壁に近づけてみて低音の強調度合いを確認します。過度に強調されすぎる場合は、ある程度離して低音の度合いを確認します。
音量調整
- 本体背面の「音量調整」ノブで全体の音量を調整します。通常、メインのスピーカーQR65の音量に合わせてサブウーファーT5の音量を調整し、バランスを取ります。
- サブウーファーT5が強すぎると、低音が過度に主張してしまい、全体の音が不自然に感じられます。逆に、弱すぎると低音が薄くなり、迫力が欠けます。
- 調整方法はメインスピーカーQR65のボリュームを通常のリスニングレベルに設定した後、サブウーファーT5を徐々に上げていき、低音がしっかりと補完される位置を探します。
低周波数帯域幅(LPF)調整
- 本体背面の「低周波数帯域幅」ノブでサブウーファーT5が再生する低周波数の範囲を設定できます。30Hz~160Hzの間で調整可能です。
- QR65は小型スピーカーなのでT5の低周波数帯域幅(LPF)は、高めの周波数80Hzから100Hzをおすすめします。
80Hzから始めて、必要に応じて100Hzまで上げて調整すると、QR65との音のバランスが良くなります。
フェーズ(位相)調整
- リアパネルの「フェーズ選択」スイッチで位相を0°か180°に切り替えます。これはサブウーファーの低音がメインスピーカーと逆相になっている場合に使用します。低音が弱く感じる場合、位相を切り替えて確認してみて下さい。
- サブウーファーとメインスピーカーの音のタイミングが完全に一致している状態です。多くの場合、この設定が最適とされています。
- 具体的な調整方法は、0°に設定し、その状態で音質を確認してみましょう。
次に180°に設定して、どちらの方が自分の好みに合っているか、または部屋の環境に合っているかを確認しましょう。音場がより一貫していると感じる方に設定します。
【結論】
EDIFIER T5の調整は個々の感覚によるところが大きいです。
自分で音楽や映画を聴いて、最も心地よい低音のバランスを見つけることが重要です。
気になる点
デメリットとまでは言えないのですが、1点気になる点があります。
電源スイッチが背面にあることです。
電源インジケータの色が変わりますのでスタンバイモードはあるのかとは思いますが、マニュアルには記載がありません。
そのため通電したままにするのは心配です。
ディスクの下に設置しているので、かがみ込んで電源スイッチを操作しなければいけません。
側面に電源ボタンを設置してもらえませんでしょうか?
当面の対応策として次のスイッチ付きの電源タップを使用することにしました。
まとめ
Edifier T5は、コンパクトながら強力な低音を提供するサブウーファーです。
映画やゲーム、音楽で深みのある低音を求める方に最適で、70Wの高出力と8インチウーファーが迫力のあるサウンドを実現します。
特にEdifierスピーカーとの組み合わせは相性が良く、統一感のある音響体験を楽しめます。
設置場所や音量、低周波数帯域幅(LPF)をユーザーの好みに応じて調整でき、設置場所を工夫することで理想的な低音が得られます。
また、QR65スピーカーとのバランスを考慮した微調整も可能です。
唯一の欠点は電源スイッチが背面にあるため、アクセスしづらい点です。
スイッチ付きの電源タップで対応できますが、側面に電源ボタンがあればより便利です。
全体として、コスパの良いサブウーファーとしておすすめです。