【デジタル終活】故人のiPhoneパスワードがわからないときの対処方法

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先日亡くなった主人のiPhoneのパスワードが分からないため、アクセスできません。
家族写真や銀行口座番号などのデータが保存されていると思いますがわかりません。
なんとかならないでしょうか?

IT化と高齢化が進んできて、このような相談が増加しています。
方法としては次のとおりです。

・自力で解決する。
・アップルのサポートに相談する。
・アップルストアーなどで相談する。
・パスワード解除 アプリを使う。
・パスワードを解除する業者に依頼する。

今回は1の「自力で解決する」について解説します。
自分でやれることはかなりありますよ。

目次

そもそも故人のiPhoneを勝手に触っていいのか

iPhone は小さいですがれっきとした相続財産です。相続財産でまだ正式に相続していないものの扱いに対しては以下のとおり取り扱いましょう。

遺産分割協議が終了するまでは法定相続人の同意を得ておく。
遺産分割協議が終了すれば相続済みですから、自分の財産と同じようにしてもなにも問題はありません。
勝手に中身を見ようが廃棄処分に使用が、自由ということです。自分の財産と同様に扱うことができます。

「法定相続人」とは故人の財産を相続することが法律(民法)認められている人

「遺産分割協議」とは法定相続人で遺産をどのように分けるかを話し合うこと

自力で解決する3つの方法

  • パスコードはわかるが、アップル IDとそのパスワードが分からない
  • パスコードはわからないが、アップル IDとそのパスワードはわかる
  • パスコードもアップル IDとそのパスワードもわからない

パスコードとは iPhone の電源を入れる、再起動する、ロックを解除したりするときに入力する4桁もしくは6桁の数字のことです。
Touch ID や Face ID に対応している機種ではパスコードを省略することができます。

パスコードとアップル ID を、どこまでわかっているかで、やり方が変わってきますので、それぞれについて見ていきます。

パスコードはわかるが、アップル IDとそのパスワードが分からない

アップルIDを確認

パスコードがわかっているのであれば、アップル IDは簡単にわかります。

  • 故人の iPhone にパスコードを入力
  • 設定をクリック
  • 故人の名前をクリック

名前の下に記載されているのがアップルIDです。

アップル ID のパスワードを再設定

次にパスワードです。故人の iPhone を調べている中でアップルID のパスワードが発見できれば必要ありません。
発見できないときはパスワード を再設定します。次のアップルのページを開いて下さい。

Appleアカウントの管理

  1. 画像最下部のApple IDまたはパスワードをお忘れですか?をクリック
  2. Apple IDを入力
  3. 続けるを入力
  4. 故人の電話番号を入力
  5. パスワードをリセット許可するをクリック
  6. パスコードを入力
  7. 新しいApple ID パスワードを入力
  8. 古いパスワードは求められることなく、パスワードが設定できます。

古いパスワードは求められることなく、パスワードが設定できます。

パスコードはわからないが、アップル IDとそのパスワードはわかる

  1. 事前にバックアップを取る。
  2. iPhoneを初期化する。
  3. 新たなパスコードを決める。
  4. バックアップデータを復元する。

パスコードを調べることは不可能です。アップル IDとそのパスワードがわかっていれば、上記の方法で新たなパスコードで故人の iPhone が使えます。

パソコンがなければ 他人のパソコンでもできます。
また「Apple Store」「アップル正規サービスプロバイダ」「ドコモなどのキャリアショップ」に頼めばやってくれます。

事前にバックアップを取る。

やり方はApple のサポートページ「iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法」に沿っておこないます。

パスコードがわからないので、iPhone は使えません。ページ途中の「コンピュータでバックアップする方法」に基づきバックアップをします。
ここではパソコンを使います。Macの場合は Finder で Windows の場合は iTuns でバックアップします。

問題は過去にバックアップを取っていればパスコードの入力を求められませんが、初めてのバックアップであるとパスコードが求められます。

そのため自宅のパソコン以外はパスコードを求められますので、バックアップができないことになります。

ここから言えることは、いかにバックアップが重要かということです。
iPhone にはiCloud に自動バックアップする機能がありますので活用しましょう。

iPhone の初期化、新たなパスコード設定、復元

Apple のサポートページ「iPhone のパスコードを忘れた場合や iPhone を使用できない場合に基づき設定します。
指定のとおり実施すれば問題なくできると思います。

まったくバックアップしていないと復元もできません。

パスコードもアップルIDとそのパスワードもわからない。

まずはアップルID をなんとか突き詰めましょう。アップルID はメールアドレスですから自分のアドレス帳やメールの送受信からわかるかもしれません。

アップルID から「アップル ID のパスワードを再設定」を参考にするとアップルIDのパスワードがわかります。

次に「パスコードがわからない、アップル IDとそのパスワードはわかる」の欄を参考にしてデータを復元します。

まとめ

  • 故人の iPhone を触る場合は、遺産分割協議が終了するまでは、法定相続人の同意を得ておく。
  • iPhone のパスコードがわかっていればアップルID とそのパスワードはなんとか発見できます。
  • パスコードがわからなくても、アップルID がわかり、バックアップをしてあれば、ほぼほぼ使えます。
  • バックアップをしていないで、パスコードがわからない場合はパスワード解除 アプリを使用するか業者に頼むしかありません。
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