高齢者爆増!「終活・シニアライフ」の資格9選、どれを選ぶ?

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「終活」とか「シニアライフ」の資格を取得しようかと思って、調べたら、たくさんあってどれがいいかわかりません。どれを選べばいいですか?

はい、終活の資格ですか。
どんな目的で取得しようと考えているのですか?

「仕事に役立てよう」といったことではないんです。
人生100年時代と言われていて、現在60歳なので30年以上の期間があると、どのように生きていけば良いのか想像ができません。
なにかと話題が多い「終活」とか「シニアライフ」の資格を取得すれば、知識がついてなにかわかるようになるかなっと思って聞きました。
また、両親が80代後半で今後の介護が心配です。それらを含めて「終活」「シニアライフ」の資格を取得することを通じて継続的に勉強していきたいと思っています。

わかりました。現在、多数の民間資格があります。
なんのために資格を取得するか、つまり目的をはっきりすることで、どの資格が適しているか決めて下さい。ポイントは以下のとおりです。
最初に私の結論を言うと「高齢社会検定」は実務には対応していませんが、体系的に学ぶにはいい資格です。
実務に向いているのは、「終活ガイド」「シニアライフカウンセラー」で、資格取得後のフォローが充実しているため仕事に活用できます。

資格取得の目的
  1. 知識を深める
  2. 1+ 今後の生活に役立てる
  3. 1+ 新たな活動を始める
  4. 1+ 現在の仕事に役立てる
  5. 1+ 就職・転職・副業・独立開業に役立てる

1は単に知識を深めることのみを目的して資格を取得するもの。
2は定年後、年金などのお金のこと、健康・病気のことなど今後の生活に役立つ知識を高めるために資格を取得するもの。
3は自分の生活に役立てるためではなく、資格取得により同じ目的をもった人と関係をもって、より具体的な活動を実践しようとするために資格を取得するもの。
4・5は仕事に役立てるため資格を取得するもの。

どれに該当するのかを最初にはっきりしてから、以下の記事をお読み下さい。

目次

高齢化の状況はどうなっているのか?

2019年日本の65歳以上の高齢者人口は3,588万人、高齢化率は28.4%です。「国立社会保障・人口問題研究所」の人口推計では2040年には高齢者人口は3,921万人、高齢化率は35.3%となっています。3人に1人が高齢者になると予測されています。

定年前までは学校・就職・結婚・家庭・出産・定年とおおよそ決められた道を進みますが、定年後は予定は未定の機関が30年以上あります。
その期間をどのように生きていけばいいのかについては決まった道標はありません。一人ひとりが自分の生き方を決めていかなければいけないのです。
そう言われても、何をしていいかわからない人が多くいます。

解決するヒントが終活やシニアライフの活動にあります。どのような状況のため、終活やシニアライフに関する資格が増えています。主なものを選出しましたので資格取得を明確にしてから、どの資格がいいか検討して下さい。

「終活・シニアライフ」の資格9選

終活アドバイザー

「終活」や、終活を⾏うときのツールとなる「エンディングノート」に関わる知識やノウハウを学びます。就活アドバイザーになると、「エンディングノート」のアドバイスや相談者と専門家をつなぐ役目が担えます。

・資格認定団体
  NPO法人終活アドバイザー協会
・講座受講
  費用 35,000円(税込)検定料とセットです
  「ユーキャン」の通信講座を受講
  教材テキスト3冊、添削3回
  標準学習期間30分〜1時間/日 ✕ 4ヶ月
  8ヶ月まで延長可能
・検定試験
  自宅で受験できます。
  マークシート方式 60%以上正解で合格
・資格登録
  入会金 4,000円、年会費 6,000円
・特典
  会員誌の購読
  セミナー等への優待料金での参加
  エンディングノートを特别価格で購入
  会員専用Webページの閲覧

ユーキャンのURLに相性診断チェックがあります。

終活カウンセラー

終活カウンセラーは終活に関する抽象的な「悩み」の中身を具体化ます。
そしてどの分野の悩みであるのか、またどの専門家と調整する必要であるかを見極める「シニアのお困りごと案内人」としての役割を果たします。

・資格認定団体
  一般社団法人就活カウンセラー協会
・初級講座受講
  費用 9,970円 (税込み)検定料とセットです
  講座はオンライン(ZOOM)、通信講座(YouTube)、直接会場から選べます。
  学習期間 6時間
・初級検定試験
  オンライン(ZOOM)か直接会場で受験します。
・上級講座受講
  初級合格者か協会開催勉強会に1回以上参加していること
  費用 48,000円 (税込み)検定料、事前審査費とセットです
  講座は直接会場で2回開催されます。
  学習期間 2日
・初級検定試験
  直接会場で受験します。

初級検定の練習問題がありますよ。

終活ライフケアプランナー

相談人やその家族がどの分野に悩んでいるのかを的確に捉え、専門家への架け橋としてサポートしていくのが終活ライフケアプランナーです。
エンディングノートをとおして相談人のサポートをおこないます。

・資格認定団体
  一般財団法人 日本能力開発推進協会
・講座受講
  費用 受講料 37,000円(税込)ネットからは27,000円(税込)
  検定料とセットです
  株式会社キャリアカレッジジャパンの通信講座を受講
  わかりやすい教材セット 映像講義
  質問無料
  標準学習期間の3ヶ月 最長700日間
・検定試験
  自宅で受験できます。
  テキストを見ながら受験可能
  60%以上正解で合格
  不合格の場合は再受験可能
・特典
  エンディングノートを贈呈
  追加ノートは何度でも無料でダウンロード可能
・合格後のサポート
  就・転職を全面的にバックアップ(保証するものではありません)
  自宅開業のためのホームページ制作を支援

通信講座専門会社の講座のため、合格後のサポートが充実しています。

終活ガイド

終活ガイドは終活に必要な知識と情報を身に付けて、地域の相談やお困りごとを解決できる専門家です。

・資格認定団体
  一般社団法人終活協議会
・上級講座受講
  費用 50,000円(税込)検定料とセットです
  教材テキストと動画サイトが案内
  パワーポイントやPDFの資料が使い放題、セミナーの動画が見放題
  中級検定を受講しておくこと
  資格を取得する期限なし
・検定試験
  活動シートを提出
・資格登録
  協議会が運営する終活のポータルサイトに登録
・年会費 3,000円(税抜き)
・特典認定講師、エリアマネージャー、ゼネラルマネージャーとしての活動の道が拓ける
  販促品(エンディングノートなど)の無償提供が受けられる
・参考URL

初級はWebで無料で受けられます。
初級受験の基礎知識情報もありますよ。
【終活ガイド初級講座】はこちら 左上の[menu]→[終活ガイド初級]をクリックして下さい。

終活ライフコーディネーター

終活の心構えや人生の終焉に向けての事前準備を通じて、大切な人との関係や価値観を見直し、今をよりよく自分らしく生きるためのライフプラン設計をサポートします。

・資格認定団体
  一般社団法人 日本能力教育促進協会
・講座受講
  フォーミーの通信講座を受講
  費用 32,000円(税込)検定料・認定証とセットです
  
すべてWeb教材(紙のテキストなし)
  メールサポート付き
  7日以内なら全額返金可能
・検定試験
  自宅で受験できます。(Web試験)
  再受験の場合 1,500円
・特典
  合格後のイメンと開催ノウハウ教材進呈
  ホームページテンプレート紹介
  オリジナル名刺の作り方を紹介

シニアライフアドバイザー

正式名称は「中高年齢者総合生活相談員」と言います。中高年齢者の生活全般にわたり種々の相談を受け、適切なアドバイスを与えることがシニアライフアドバイザーの主たる役割なのです。

・資格認定団体
  財団法人シニア ルネサンス財団
・講座受講
  費用 58,000円(消費税別)検定料とセットです
  「テキストによる自宅学習」「体験学習」「研修会」から構成
  自宅学習後、課題提出
  受講開始から1年以内に体験学習(現地研修)を受講
  受講開始から2年以内に財団が指定する研修会に参加

シニアライフカウンセラー

シニアライフカウンセラーは高齢者が抱える様々な困りごとや悩みごとを総合的にサポートするエキスパート相談員です。

・資格認定団体
  一般社団法人シニアライフサポート協会
・講座受講
  初級、中級、上級と三つの資格に分かれています。
  初級費用 19,800円(税込)
  中級費用 23,000円(税込)
  上級費用 25,000円(税込)
  すべての資格にA・Bコースがあります。
・特典
  再受講制度を利用すれば何回でも1日1,000円で受講できます。
  資格取得後も個別面談、再受講制度、定期的な勉強会などでサポートあり。

札幌を中心に活動している団体で、全国展開中です。
受講後のフォローが充実しています。

高齢社会検定

高齢期の個々の生活課題や高齢社会全体の課題を解決するには、「高齢者及び高齢社会」に関する正しい知識が必須です。高齢社会検定は、より豊かな未来を築くために必要な知識を提供します。

・資格認定団体
  一般社団法人高齢社会共創センター
・検定試験
  個人、社会、総合の三つのコースに分かれています。
  個人コース費用 5,500円(税込)
  社会コース費用 5,500円(税込)
  総合コース費用 8,000円(税込)
  マークシート4者択一形式
  合格基準 正答率70%以上
  公式テキスト 「東大がつくった高齢社会の教科書」

高齢社会全般の知識を整理するには、よい検定です。
公式テキストはわかりやすくまとめられています。

金融業務3級 シニアライフ・相続コース

リタイアメントプラン、医療・介護、住居、相続、お墓等、シニア(高齢者)層が避けて通れない課題について、基本的な知識を検証します。

・資格認定団体
  一般社団法人 金融財政事情研究会
・検定試験
  費用 4,400円(税込み)
  対象者 金融・保険会社関係者が中心になっていますが、だれでも受験可
  四答択一式50問
  合格基準 100点満点中60点以上
  参考テキスト 「金融業務3級シニアライフ・相続コース試験問題集」

ファイナンシャルプランナー(FP)の認定団体である金融財政事情研究会が実施している試験です。
合格するには問題集での勉強が必須です。

まとめ

「終活・シニアライフ」の資格9選

  1. 終活アドバイザー
  2. 終活カウンセラー
  3. 終活ライフケアプランナー
  4. 終活ガイド
  5. 終活ライフコーディネーター
  6. シニアライフアドバイザー
  7. シニアライフカウンセラー
  8. 高齢社会検定
  9. 金融業務3級 シニアライフ・相続コース

知識を深めるだけであれば、どの資格もあまり違いはありません。そのなかで「高齢社会検定」は実務には対応していませんが、体系的に学ぶにはいい資格です。
実務に向いているのは、「終活ガイド」「シニアライフカウンセラー」で、資格取得後のフォローが充実しているため仕事に活用できます。

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