現金を持ちたくない。カードも持ちたくない。
ポケットに財布を入れたくない。バックはできるだけ軽くしたい。
スマホ1つで買い物やいろいろな手続きがすべて完結、そんな生活を送りたくありませんか。
キャッシュレスの状況を見ていき、クレジットカードとマイナンバーカードのカードレスつまりスマホへの内臓について説明します。
もうすぐそこにスマホでなんでも処理できる時代がきます!
キャッシュレス状況
経済産業省より消費額にキャッシュレス決済による消費額の比率が算出されました。
年 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2109 | 2020 | 2021 |
クレジット | 16.50% | 18.00% | 19.20% | 21.90% | 24.00% | 25.80% | 27.70% |
デビット | 0.14% | 0.30% | 0.37% | 0.44% | 0.56% | 0.75% | 0.29% |
電子マネー | 1.50% | 1.70% | 1.70% | 1.80% | 1.90% | 2.10% | 2.00% |
コード決済 | ー | ー | ー | 0.05% | 0.31% | 1.10% | 1.80% |
計 | 18.14% | 20.00% | 21.27% | 24.19% | 26.77% | 29.75% | 31.79% |
金額ベースでは約3割がキャッシュレス決済で処理されていることになります
予想より低いです。特にコード決済が1.8%はほんとうでしょうか?
使用回数ではなく金額の割合での算出のため、肌感覚とはだいぶ違うのでしょうか?
次は株式会社電通が2021年12月に実施した第2回「コロナ禍における生活者のキャッシュレス意識調査」からキャッシュレス決済を利用している人の割合です。
2021年12月 | 2020年12月 | |
よく利用している | 56.2% | 43.5% |
利用している | 22.7% | 25.1% |
少しだけ利用 | 14.4% | 20.0% |
小計 | 93.3% | 88.6% |
未利用 | 6.7% | 11.4% |
回数の多少に関わらすキャッシュレスを利用した人の割合は93.3%でした。
この調査は金額ではなく人数の割合です。
こちらのほうが現実味のある数字ですね。
9割以上の人がカードかスマホでキャッシュレスサービスを利用しているということです。
クレジットカードのカードレスとは
一般にカードレスとかデジタルカードというのは、クレジットカードの代わりにスマホがクレジットカードアプリの情報を読み込んで使用することです。
もう少し具体的に言うと「Apple Pay」「Google Pay」にクレジットカードを登録して「iD」や「QUIC Pay」としてモバイル決済で使用する。
または「PayPay」や「d払い」などのコード決済サービスに、キャッシュカードやクレジットカードをひも付けて使うことなどです。
さらに発展形としてスマホだけで決済をできるようになると、クレジットカードは不要。
クレジットカードを発行しないサービスも登場してきています。
物理的なカードはあってもなくても構いません。使用時にカードが必要ないほうが好ましいです。
カードを持ち歩かなくてもいいので、紛失・盗難の恐れはかなり低減します。
これがカードレスです。スマホがカードに取って代わることです。
このような流れをどう思いますか?
「わかりにくい」「今までどおりでいい」と思うか。
「便利でスマホ1つですべてできて便利」と思うか。
人それぞれですが、カードがスマホに一元化していくのが今後のところのトレンドです。
私はカードをいくつも持ち歩くのは嫌です。
スマホの一元化に賛成です。皆さんはどう思われますか?
マイナンバーカードのカードレス
クレジットカードなど、お金に関するカードだけがカードではありません。
他にもありますよね。公的なものであれば車の免許証と健康保険証のカード、なんとかなりませんかね。
保険証と免許証をイチイチ携帯しなくてもよくなりませんかね。
マイナンバーカードに一元化する話があります。詳細を調べてみました。
マイナンバーカード機能をスマホへ搭載
スマートフォンへのマイナンバーカード機能内蔵の日程が政府より発表がありました。
Androidへの対応が2023年5月11日から。iPhoneは未定
ここで気をつけたいのがマイナンバーカードがなくなるわけではなく、取得し管理しておくことは今までと変わりません。
ただし、マイナンバーカードの読み取り、暗証番号の入力が、顔認証や指紋認証で代行できるため、持ち歩く必要はなくなるので非常に便利になります。
健康保険証とマイナンバーカードの一元化
保険証は2021年3月より病院でカードリーダーの設置が開始されています。2022年11月現在では感覚的には設置率は70%ぐらいですかね。
私も医療機関で使って見ようとカードをセットしたところ、だれも使っていないのか読み取り機の電源が入ったまま放置されていました。そんな現状です。
医療機関もクライアントもお互いに盛り上げていこうという雰囲気はなさそうです。
そんな中、2024年秋頃までに現行の健康保険証を廃止し、健康保険証とマイナンバーカードの一体化を目指す報道がありました。
ポイントは健康保険証を廃止することです。カードが1枚減ります。
でも保険証がマイナンバーカードと一体化されているだけではだめなのです。
保険証と一元化されたマイナンバーカード機能がスマホに内蔵できれば、マイナンバーカードを持ち歩く必要がなくなります。
運転免許証とマイナンバーカードの一元化
次に車の免許証です。
運転免許証とマイナンバーカードの一元化は2025年3月末の運用を目指すとして、「道路交通法の一部を改正する法律案」が国会で可決され、令和 4年 4月27日に交付されました。
保険証と違うのは運転中は常時携帯しなければいけないことです。
当面は保険証と同じで2枚持ちになってしまうでしょう。
2022年10月現在、マイナンバーカードと運転免許証を一元化する具体的な手続き方法はまだ決まっていません。
まとめ
【状況】
- 金額ベースでは約3割がキャッシュレス決済で処理されている。
- 9割以上の人がカードかスマホでキャッシュレスサービスを利用している。
【カードレス】
- クレジットカードのカードレスとはクレジットカードの代わりにスマホがクレジットカードアプリの情報を読み込んで使用することです。
【マイナンバーカードの今後の動向】
- スマートフォンへのマイナンバーカード機能内蔵はAndroidへの対応が2023年5月11日から、iPhoneは未定。
- 2024年秋頃までに現行の健康保険証を廃止し、健康保険証とマイナンバーカードの一体化を目指す。
- 運転免許証とマイナンバーカードの一元化は2025年3月末の運用を目指す。
スマホ1つで買い物やいろいろな手続きがすべて完結、そんな生活を送りたくありませんか?