いつかは運転免許証を自主返納するときがやってきます、いきなり慌てないために

人間だれしも老化によって運転技術は年齢とともに低下します。いつかは運転免許証を自主返納するときが必ずやってきます。

今から自主返納するタイミングを見定めておきましょう。
ずるずると免許証を所有していると大事故を起こすかもしれません。

大事故を起こすと自分や家族だけではなく、被害者、被害者家族を不幸に巻き込んでしまいます。
そうならないように早めに自分の意志で決めて、免許を返納して下さい。
だれのためでもありません。最後は自分のためです。

目次

自主返納して困ること

個々の事情によって大きく異なります。自力である程度歩くことができて、公共交通網が発達している都会に住んでいるのであれば、車がなくてもそんな不便を感じません。

一方農山村ではそうはいきません。昨今は市役所など地方自治体が、デマンドバスやタクシーチケットなどで免許返納者の生活支援をしています。
それでもスーパーマーケットや病院まで10km以上もあり、バスが1日3回程度の地域では車がないと、自力ではなんともし難いです。

マイカー以外に移動手段がない地域では車は命の次に大事です。

自主返納するタイミング

交通事故や交通違反を犯した時

個人的な話ですが違反切符は切られなかったのですが、逆走をしたことがあります。それまではなぜ高齢者は逆走するのか謎でした。自分で犯してみて初めて原因がなんとなくわかったような気がします。

4車線・4車線の信号のある交差点で右折をしようとして対向車線のレーンに入ってしまい、20mほど進んでから気がつきました。
幸い対向車もなくバックできたので、事故もなく難を逃れました。周りのドライバーは「逆走車だ!何やってんだ!」と思ったに違いありません。

対向車線レーンに対向車が停まっていれば(対向車がいれば赤信号で停車しています。)逆走はなかったのですが、対向車がいないばかりに、内側のレーンだとばかり思い誤って突っ込んでしまいました。

初めて通る交差点でもなく、普段からそれなりに通っている交差点での出来事でしたので、相当ショックで最近まで誰にも話せずにいました。
原因が老化による判断能力の低下であると自覚しているからでしょうか。

物忘れが激しくなったと感じた時

物忘れは年と共に増えてきています。私の場合は物の置き忘れが多いです。財布、スマホ、車のキーなどです。
急いでいる時、焦っている時によく起きます。急いでいて無意識に財布を仮置きして、仮置きした場所がわからなくなってしまいます。
ポケットに車のキーを入れたはずが、エンジンをかけようとしてキーを探すも見当たらない。こんなことがよく起きます。
若い時も置き忘れることはありましたが、すぐに思い出せたのです。「服を着替える時にタンス横のテーブルの上に財布を置いた。」と
今はなかなか思い出せません。家人と一緒に探して探して探し回して、やっと見つかるという有り様です。(それでも見つかるからまだいいのですが、)

今は個人的なことだからまだいいのですが、そのうち他人との約束事を忘れた。運転していて行き先を忘れた。運転の仕方を忘れた。空恐ろしいことになる気がします。

免許返納を自覚するときかもしれません。気をつけないと返納することそのものを忘れてしまいますよ。

家族の心配が増えてきたと感じた時

家族はあなたの運転を見ていないようで、よく見ています。「バンパーを擦った。道路の真ん中を走っていた。脱輪した。」などの事故があると家族は「いつ大事故を起こすのではないか。」と心配でたまらないのです。

家族に「免許返納して」と言われるとついつい反発したくなりますが、我が身のこととして心配してくれていると考えるべきです。

我が身のことと考えているのですが、車がないと不便であることを優先してしまうのが、実情なのかもしれません。

免許更新時

70歳以上の運転免許所有者は「高齢者講習」を受講しないと運転免許の更新ができません。
また75歳以上になると「認知機能検査」を受けたうえで、「高齢者講習」を受講しないと運転免許の更新ができません。

「高齢者講習」は高齢者の交通事故防止など座学講義視力検査、乗車して方向転換、交差点での運転技術など実技指導をおこないます。

一番影響の大きいのは実技指導で、次の8項目があります。

  1. バックでの方向転換
    脱輪しない、ブレーキ・アクセルを踏み間違えない。
  2. 見通しの悪い交差点の通過
    徐行して通過、左右の確認
  3. 段差の運転
    乗り上げた後すぐにブレーキをかける。ブレーキ・アクセルを踏み間違わない。
  4. クランク走行
    適切な速度、脱輪しない。
  5. 進路変更
    安全確認、ウィンカーの有無、ウィンカーの出すタイミング、緩やかな進路変更
  6. カーブ走行
    カーブ手前での減速、速度調整、走路をはみ出さない
  7. 信号機のある交差点
    減速運転、停止線前で停止、信号無視がない
  8. 一時停止標識のある交差点
    減速運転、停止線前で停止、確実に停止、左右の確認

実技指導でミスをしたからといって免許更新ができないわけではありませんが、「脱輪した」「ポールにぶつかってしまった」「交差点の止まれの標識を見逃した」などをやってしまうと相当ショックを受けてしまいます。

本当はこんなことはないのだとは思わず、「運転の実情を気づかさせてもらった。」「実際の運転中でなくてよかった。」と考えるべきでしょう。

免許を変更すると不便になるけど、止まれの標識を見逃して衝突事故でも起こしたら、もっと不幸なことになります。

認知機能検査」は安全運転のために必要な記憶力や判断力があるか確認するために実施する検査です。詳細は別記事でまとめましたので参考にして下さい。

影響のある人からの一言があった時

家族から「危ないから運転はやめて」とどれだけ言われても全く聞き入れない人でも影響のある人からの一言で気持ちが変わることがあります。

例えば医師からの助言です。特に認知症を専門にしている精神科医であれば色々な人を見てきていますすし、色々な経験をしてきています。
その人からの一言は説得力があります。腑に落ちれば納得できるのです。

自主返納後の生活

自由に行きたい時に行きたい場所に行けなくなる。つまり生活上の利便性が剥奪されるのが免許変更後の現実です。

特に独り身で免許を返納してしまうと大変です。一番の問題は病院です。
食事をまた近くにスーパーマーケットやコンビニがあったり、宅配サービスでなんとかなりそうです。
病院もオンライン診療が少しづつ普及してはいますが、検査や治療には直接通院しなくてはなりません。

通院できなくなったら私なら老人ホームの入居を考えます。
家族、特に子どもに頼ることもいいですが、サラリーマンをしていると頻繁に休むわけにもいきません。
子どもには子どもの生活がありますからできるだけ迷惑はかけたくありません。

まとめ

マイカー以外に移動手段がない地域では車は命の次に大事です。次の時が自主返納するタイミングになります。タイミングを逃さないように。

  • 交通事故や交通違反を犯した時
  • 物忘れが激しくなったと感じた時
  • 家族の心配が増えてきたと感じた時
  • 免許更新時
  • 影響のある人からの一言があった時

今から自主返納するタイミングを見定めておきましょう。最終的には自分の意志で決めて、免許を返納して下さい。

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