Google Chrome パスワード マネージャーは Chrome に付属したパスワード管理ツールです。
Chrome は iOS・MacOS・Windows・Android の各OS に対応しており、無料で使うことができます。
同一の Googleアカウントであれば、パスワードは同期します。
つまりどの機種でも同じ環境で使うことができます。
複数の機器を使っていて、Web ブラウザに Google Chrome を使っている人におすすめです。
Google Chrome パスワードマネージャーの設定と使い方を説明します。
なお、iOS ver 16.1、iPadOS ver 15.7.1、MacOS Ventura ver 13.0.1 、Google Chrome ver 107 による設定例になります。
設定方法
Google Chrome のインストール、Google アカウントの作成
事前に、Google Chromeをインストール、Googleアカウントの作成を済ませておいて下さい。
Google Chrome インストール(Mac )
Google Chromeインストール(iPhone・iPad)
Google アカウント作成
アカウントが作成できたらすべてのデバイスが同一のGoogleアカウントにログインしていることが条件になります。
Google Chrome の同期
iPhoneの場合
- Google Chromeを開く。
- 右下の…をタップ
- 設定ボタンをタップ
- 同期をタップ
- すべて同期をタップ
- 完了をタップ
iPadの場合
- Google Chromeを開く。
- 右上の…をタップ
- 設定ボタンをタップ
- 同期をタップ
- すべて同期をタップ
- 完了をタップ
Macの場合
- Google Chromeを開く。
- 右上の︙をクリック
- 設定をクリック
- 同期を有効にする…をクリック
- 有効にするをクリック
同期とは複数の端末でファイルやホルダーを同一の内容に保持することです。
同一のアカウントにあるファイルやホルダーで同期すると、各端末、クラウドサーバで同一の内容に保持することができます。
パスワードの登録
下記の自動入力を事前に設定しておきます。
Google Chrome で各サービスサイトにログインして、ID・パスワードを入力します。
ログインすると「パスワードを保存しますか」とメッセージが表示されるので、「保存」をタップします。ID・パスワードを保存したサービスサイトにID・パスワードを入力しなくても、ログインすることができます。
また事前に自動入力したいサービスサイトに登録することもできます。
自動入力 の事前設定
iPhoneの場合
- Google Chromeを開く。
- 右下の…をタップ
- 設定をタップ
- パスワードマネージャーをタップ
- パスワードを保存できるようにするをタップ
- 完了をタップ
iPadの場合
- Google Chromeを開く。
- 右下の…をタップ
- 設定をタップ
- パスワードマネージャーをタップ
- パスワードを保存できるようにするをタップ
- 完了をタップ
Macの場合
- Google Chromeを開く。
- 右上の︙をクリック
- 設定をクリック
- 左側の自動入力をクリック
- パスワードマネージャーをクリック
- パスワードを保存できるようにするをオン
自動入力したいサービスサイトを登録
Google Chromeの設定から動入力したいサービスサイトを事前に登録しておく事もできます。
iPhoneの場合
- Google Chromeを開く。
- 右下の…をタップ
- 設定をタップ
- パスワードマネージャーをタップ
- 左下の追加をタップ
- 「サイト」「ユーザー名」「パスワード」を入力
「サイト」は最寄りのサービスサイトを開いてアドレスバーのURLをコピーペーストして下さい。 - 保存をタップ
iPadの場合
- Google Chromeを開く。
- 右上の…をタップ
- 設定をタップ
- パスワードマネージャーをタップ
- 左下の追加をタップ
- 「サイト」「ユーザー名」「パスワード」を入力
「サイト」は最寄りのサービスサイトを開いてアドレスバーのURLをコピーペーストして下さい。 - 保存をタップ
Macの場合
- Google Chromeを開く。
- 右上の︙をクリック
- 設定をクリック
- 左側の自動入力をクリック
- パスワードマネージャーをクリック
- 追加をクリック
- 「サイト」「ユーザー名」「パスワード」を入力
「サイト」は最寄りのサービスサイトを開いてアドレスバーのURLをコピーペーストして下さい。 - 保存をタップ
パスワードの修正・削除
サービスサイトでパスワードなどを修正すると、変更登録時に「パスワードを更新しますか?」とメッセージが表示されますので「パスワード更新」をタップします。
Google Chrome に自動で修正が反映されます。
サービスサイトを退会しても Google Chrome に登録しているパスワードは保存されたままなので、下記の方法で削除して下さい。
iPhoneの場合
- Google Chromeを開く。
- 右下の…をタップ
- 設定をタップ
- パスワードマネージャーをタップ
- 保存したパスワードの中で削除したいサービスをタップ
- 編集をタップ
- iPhoneのパスワードを入力
- 下にある削除をタップ
修正したい場合は該当箇所を修正して下さい。 - 完了をタップ
iPadの場合
- Google Chromeを開く。
- 右上の…をタップ
- 設定をタップ
- パスワードマネージャーをタップ
- 保存したパスワードの中で削除したいサービスをタップ
- 編集をタップ
- iPhoneのパスワードを入力
- 下にある削除をタップ
修正したい場合は該当箇所を修正して下さい。 - 完了をタップ
Macの場合
- Google Chromeを開く。
- 右上の︙をクリック
- 設定をクリック
- 自動入力をクリック
- パスワードマネージャーをクリック
- 保存したパスワードの中で削除したいサービスの︙をクリック
- 削除をクリック
修正したい場合はパスワードの編集をクリック
パスワードのエクスポート
iPhoneの場合
- Google Chromeを開く。
- 右下の…をタップ
- 設定をタップ
- パスワードマネージャーをタップ
- 最下部にあるパスワードをエクスポート…をタップ
- パスワードをエクスポート…をタップ
- iPhoneのパスワードを入力
- 保存先を指定
- 保存をタップ
iPadの場合
- Google Chromeを開く。
- 右上の…をタップ
- 設定をタップ
- パスワードマネージャーをタップ
- 最下部にあるパスワードをエクスポート…をタップ
- パスワードをエクスポート…をタップ
- iPhoneのパスワードを入力
- 保存先を指定
- 保存をタップ
Macの場合
- Google Chromeを開く。
- 右上の︙をクリック
- 設定をクリック
- 自動入力をクリック
- パスワードマネージャーをクリック
- 「保存したパスワード」の右にある︙をクリック
- パスワードをエクスポートをクリック
- パスワードをエクスポートをクリック
- Macのパスワードを入力
- 保存先を指定
- 保存をクリック
CSV形式で保存されます。テキストエディタや表計算ソフトで確認できます。
エクスポートはパスワードがオープンになりますので、保存には気をつけて下さい。
コンマ区切りのテキストファイルで拡張子がCSVです。具体例を示すと
「”住所”,”氏名”,”年齢”
“東京都千代田区○○”,”東京一郎”,30」
このようになります。
最後に一言
Google Chrome パスワード マネージャーは非常に便利なツールです。
パスワードの使い回しをしないためにも、Google Chrome パスワード マネージャーの使用は有効です。
しかしブラウザの付属ツールですので、最小限の機能しかありません。
パスワードに関する多様な機能を求めるのであれば、パスワード管理ソフトをおすすめします。
くれぐれも、エクスポートはパスワードがオープンになりますので、保存には気をつけて下さい。