iPhoneやMac間でアプリが連携できるHandoffて知っていますか。
アップルのMac、iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watchで作業が引き継がれます。
iPhoneのメモ帳で途中まで書いていたものを、シームレスでMacのメモ帳に引き継ぐ作業をすることができます。
私のトラブルはiPhoneからMacへはHandoff連携がスムーズにおこなえますが、MacからiPhoneへは連携ができません。
わかりやすく言うと、MacからiPhoneへ連携ができるとiPhoneに下記の案内が自動的に表示されるのですが、これが表示されないトラブルです。
アップルサポート3人と電話で3時間程度やり取りをしましたが解決できませんでした。
サポートから最後に「OSを最新のものにして再度やって見て下さい。」とあったので期待せずやってみると、なぜか?解決しました。
似たようなトラブルに合っている人に参考になればと思い、やってきたことの顛末とHandoffの設定などを説明します。
Handoffの設定
macOS Yosemite ver10.1以上、iOS8以上
(Windows、Androidでは使えません)
- Macの場合(macOS Ventura ver13.1の例)
「左上のりんごマーク」
システム設定をクリック
Bluetoothをクリック
Bluetoothにチェック - iPhoneの場合(iOS 16.2の例)
設定をクリック
Bluetoothをクリック
Bluetoothにチェック
- Macの場合(macOS Ventura ver13.1の例)
メニューバーのりんごマークをクリック
システム設定をクリック
ネットワークをクリック
Wi-Fiをクリック
Wi-Fiにチェック
「ネットワーク名」から該当するネットワークを選択
*事前にWiFiルータなどネット環境の整備が必要ですよ。 - iPhoneの場合(iOS 16.2の例)
設定をクリック
Wi-Fiをクリック
Wi-Fiにチェック
*事前にWiFiルータなどネット環境の整備が必要ですよ。
- Macの場合(macOS Ventura ver13.1の例)
メニューバーのりんごマークをクリック
システム設定をクリック
一般をクリック
一AirDropとHandoffをクリック
このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可をチェック - iPhoneの場合(iOS 16.2の例)
設定をクリック
一般をクリック
AirDropとHandoffをクリック
Handoffをチェック
Handoff対象アプリ
アップル純正のアプリが対象です。具体的にはSafari、メモ、連絡先、メール、カレンダー、地図、メッセージ、メモ、電話、リマインダー、Pages、Numbers 、Keynote
各機器でChromeをデフォルトのブラウザに設定しておけば、ChromeでもHandoffが使えます。
Handoffの使い方
iPhoneとMac間でiPhoneのメモアプリを起動した場合の状況です。
iPhoneでメモを開きます。
フォルダの状態になっている状態でメモが起動してもMacにHandoffできません。
フォルダからファイル(メモ)を表示させると、Macのドックに下記のアイコンが自動で現れます。
右上に四角があるアイコンがHandoffしている目印です。
iPhoneのメモをアクティブにしておいて下さい。他のアプリをアクティブにするとそのアプリがHandoffの対象になります。(Handoffの対象でないアプリがアクティブになっていると何も起こりません)
次にiPhoneとMac間でMacのメモアプリを起動した場合の状況です。
Macでメモを開きます。
iPhoneでAPPスイッチャーを開きます。
iPhoneの下部から下記の表示が自動で現れます。
iPhoneの場合と同じで、Macのメモをアクティブにしておいて下さい。
アプリを素早く切り換えできる方式のことです。iPhoneの場合は画面下部から中央まで指をスライドすると、起動中のアプリが小さめの画面で表示されます。
アプリが1つも起動していないと開きません。1以上起動されてから試して下さい。
開きたいものをタップすると切り替えることができます。
Hndoffが作動中の場合は下部に案内が表示されます。
私のトラブル顛末
みだしで書いたようにMacからiPhoneへの連携がうまくいかない。
Handoffの設定は特に問題はない。
以上の状況でアップルサポートに電話
アップルサポートは画面共有にてHandoffの設定に誤りがないか何回も確認するが問題なし。
次にセキュリティーアプリを削除して実行してみるも状況は変わらなかった。
最後に前日iOS15が出たばかりで、バージョンアップして状況を見てくださいといわれて、電話を切った。
iOSのバージョンアップでは状況に変化はありませんでした。
念のためにMacOSはBig Surでしたがマイナーバージョンアップができましたので実行しました。
再起動して立ち上げてみると、ほとんど期待はしていなかったがOSのバージョンアップで予想外にHandoff連携ができました。具体的には下記が表示されたのです。
結論
Handoffは設定ができていてもうまくいかないことがあります。
アップルのサポートの方と話していて
- WiFiなどのネットワークの設定
- セキュリティーアプリ
- OSのバージョンアップ
これらについて切り分けて、原因を追求していく必要がありそうです。
アップルのサポートの方、細かいアドバイスありがとうございました。