定年退職したら「家事」の分担をしていますか?「自立力」がポイントです。

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定年退職した60代のあなた!
家事を奥さん任せにしていませんか?

定年退職によって生活環境は大きく変わります。
完全にリタイヤして家でくつろいでいる人
週3日の不定期な出勤になった人
自営業やフリーランスになって家で働くようになった人 etc.

大方の人は生活のうち仕事が占める割合が減ります。
そうすると当然、家の仕事家事をする余裕がでてきます。

「家事なんておれの仕事じゃない。」
「家内がやっているから関わらない。」
「ゴミ出しは10年以上やっている、それで十分。」
「日々の家事は家内、緊急の修繕はおれ、見直す必要なし。」

キーワードは「自立力」です。いざという時に「やれる」「経験がある」は今後のあなたを助けますよ。

目次

定年退職をしても家事時間は増えていない。

定年退職前後、男性陣は財産管理、年金などお金に関することについては熱心な人が多くいます。
でも日々の家事はどうでしょうか。

厚生労働省と国立社会保障・人口問題研究所の2018 年第6回「全国家庭動向調査」で夫の家事時間の調査データがありました。

夫の平日家事時間(実数)

合計2時間
未満
2-4時間4-6時間6-8時間8時間
以上
妻の年齢5,4104,6705811022235
24歳以下20182000
25~29歳12410913200
30~34歳30327224511
35~39歳46142038201
40~44歳55050638312
45~49歳58154337010
50~54歳54049731615
55~59歳57451153712
60~64歳60352960914
65~69歳681562991424
70~74歳519404782377
75歳以上4542991083179
単位:人

夫の平日家事時間(割合)

合 計2時間未満2-4時間4-6時間6-8時間8時間以上
妻の年齢区分100.0%86.4%10.7%1.9%0.4%0.6%
24歳以下100.0%90.0%10.0%0.0%0.0%0.0%
25~29歳100.0%87.9%10.5%1.6%0.0%0.0%
30~34歳100.0%89.8%7.9%1.7%0.3%0.3%
35~39歳100.0%91.2%8.2%0.4%0.0%0.2%
40~44歳100.0%92.0%6.9%0.5%0.2%0.4%
45~49歳100.0%93.4%6.4%0.0%0.2%0.0%
50~54歳100.0%92.1%5.7%1.1%0.2%0.9%
55~59歳100.0%89.1%9.2%1.2%0.2%0.3%
60~64歳100.0%87.6%10.0%1.5%0.2%0.7%
65~69歳100.0%82.5%14.5%2.1%0.3%0.6%
70~74歳100.0%78.0%15.0%4.4%1.3%1.3%
75歳以上100.0%65.9%23.8%6.8%1.5%2.0%

年齢区分は夫の年齢ではなく、妻の年齢です。
妻の年齢60歳以上であれば夫は63歳以上と想定すると、過半数以上の人が定年退職になっているでしょう。

年齢とともに夫の家事時間は増えてきていますが、定年退職の節目つまり上の表で言えば、「55~59歳」と「60~64歳」とでは、極端に変化していません。
定年退職になったからといって、夫の家事時間が増えていません。

定年退職でなにが問題になるのか?

定年退職で余裕時間ができる割には、家事の時間が増えていないことが問題です。

一部の人は60代でも定年延長で、家事時間が増加しない一因とは思います。
しかし全体的な傾向としては家事時間がもっと増えてもいいと思います。

一般の仕事は一定の年齢になれば引退はありますが、人が生きていくためには家事は一生ついてまわります。

定年退職で一般の仕事はなくなるか少なくなっていくのですから、男でも女でも関係なしに家事をやるべきです。

妻が先に逝ったら、家事はすべて自分でできますか?

以前、私の妻がアキレス腱を切ってしまって、1週間あまりまともに歩けなかったことがありました。
私が料理・洗濯を毎日やりました。特に食事は目玉焼き1つ作るにも苦戦した記憶があります。

このときつくづく思いました。
「俺は家庭のことはろくにできない」ことを。
子供といっしょです。自立する力「自立力」がまったく欠けていました。

でも、そのような経験があるからこそ、いまでは自分で料理ができ、洗濯ができるようになったのです。

今後、妻がケガや病気で入院することがあるかもしれません。
自分を置いて先に逝くかもしれません。

そんなことになったら、家事ができないとどうなりますか。
特に妻が先に逝くことは考えたくないかもしれませんが、ありうることです。

だれのためでもありません。自分のために「自立力」を今からでもつけておきましょう。

「自立力」をつけるにはどうしたらいいのか?

  • 役割分担をしない。
  • 主体性をもって取り組む。
  • 会社で学んだことを家事に活かす。

1つ目は役割分担をしないことです。
家事はなんでもやってみること。ひとつひとつやれることを増やしていきましょう。
まったくやらない家事があるのは、ひとりになったときに困りますよ。

「夫婦どちらか、気がついた方がやる」というルールはどうでしょうか。
それなら家事に偏りがなくなります。

2つ目は主体性をもって家事に取り組みましょう。
家事に協力する、言われたらやるというスタンスは NG です。
言われなければやらないことといっしょです。

そのようなスタンスで家事をしていてもつまらないですよ。

3つ目は会社の経験を家事に活かすことです。
夫は会社で嫌というほど揉まれてきました。そのノウハウを活かさない手はありません。
会社で学んだ改革・改善を家事に応用しましょう。
奥さんににない発想が生まれますよ。

例えば「IoT家電」「家事代行サービス」を導入して家事を改善していくとか。

まとめ

問題は夫が定年退職をしても、家事時間が増えていないことです。
データによると60代になっても8割以上の人の家事時間は2時間以内です。
時間の余裕ができたのに余り家事に貢献していません。

家事はある程度なんでもこなせる「自立力」をつけましょう。
妻のためでもあり、自分のためでもあります。
そのためには以下の3つが重要です。

  • 役割分担をしない。
  • 主体性をもって取り組む。
  • 会社で学んだことを家事に活かす。
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