結果はMCIの段階には至ってませんでした。一安心です。
具体的な結果内容について細かく説明します。
下の記事をまだ読んでいない方は先に読んでいただけると、スムーズに理解できると思います。
検査結果報告書
株式会社MCBIというところで血液検査がおこなわれたようです。
これが報告書です。
MCIとは軽度認知障害と言われるもので、認知症患者と健常者の中間に位置します。
認知症の前段階で、この段階で適切な処理をおこなえば認知症の発病を遅らせることができるといわれています。
判定はA、MCIリスク値は0.04でした。
現時点ではリスクはほぼ無いとのことです。
詳細な報告書の見方はこちらを御覧下さい。
以下は報告書から引用しました。
ApoA
アポリポタンパク質A1といわれ、標準的な範囲は140〜195 mg/dLです。
ApoA1 は 善玉コレステロール(HDL)の成分です。頭の健康を保つ脂質を運んだり、Aβを排出する働きがあることが知られています。生活習慣病や糖尿病予備軍の方は値が低くなることがあります。
TTR
トランスサイレチンといわれ、標準的な範囲は21.9〜33.8 mg/dLです。
体の栄養状況や炎症の状態を反映するタンパク質です。頭の中ではAβの毒性を防ぐ働きがあることが知られています。偏った食事や極端なダイエットを行っている場合は値が低くなることがあります。
C3
補体第3成分といわれ、標準的な範囲は0.99〜2.86 Unitです。
体の免疫力の 主役となるタンパク質です。頭の中のAβを 排除する役割を担う細胞(ミクログリア)の働きに不可欠です。不規則な生活習慣や運動不足は免疫力の低下を招き値が低くなることがあります。
不明点
私が今回おこなったMCIスクリーニング検査は、認知症のなかのアルツハイマー型認知症の原因部質の蓄積度合いを検査するものです。
認知症にはアルツハイマー型認知症の他に血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症があります。
今回の検査でこれらアルツハイマー型認知症以外の認知症に関する検査はしていないので、リスクがないからといって安心していいとは言えません。
以上のように検査結果は安心する内容ですが、物忘れは年とともに増えてきています。
この結果は結果として、規則正しい生活に努めていきたいです。