古いMacに「ChromeOS Flex」を導入してみた。ー 正式版がリリース ー

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2022年7月14日「ChromeOS Flex」正式版がリリースされました。

比較的古いパソコンでも実用に耐える速度で動作するOSです。MacでもWindowsパソコンでもChromebook化が無料で使えます。

主にブラウザやSNSなど比較的軽い作業をする人、パソコン初心者の両親や子供に最適です

USBメモリーでも動作するため、既存のOSを削除することなくテスト可能です。
使ってみた感想は「既存OSのサポートが切れたら使います。

既存OSはハードに最適化しているので、動きがなめらかです。「ChromeOS Flex」はどうしてもカクつくような気がします。

今回は導入手順とテストした結果を報告します。

目次

動作環境

今回のテスト環境です。パソコンは2014年に購入して、8年間使っています。

  • パソコン
    Apple MacBookAir6,2
  • USBメモリー
    ELECOM USBメモリー32GB MF-HTU3B032GWH USB3.2(Gen1)

事前準備

対応機種を確認

  • Macの「メニュー」のりんごマークをクリック
  • 「このマックについて」をクリック
  • 「概要」タブのシステムレポート…をクリック
  • 「機種ID:」を確認
  • 認定モデルリストに登録されている機種か確認

今回テストする機種はリストに無かったのですが、早期アクセス版を導入して問題なかったので正式版も問題ないと思います。

Googleアカウントの作成

Googleアカウントで個人を特定しますので、作成は必須です。

Googleアカウントを既に持っている場合は飛ばして下さい。
持っていない場合は下記より作成して下さい。

設定手順

事前に8GB以上の容量のあるUSBメモリーを準備します。
USBメモリーはフォーマットされますので、中にあるファイルはなくなります。
必要なファイルの場合は事前にバックアップを取っておいて下さい。

起動ディスクの作成

  • 「Google Chrome」 を起動
  • Chrome ウェブストアにアクセス
  • 右上のChromeに追加をクリック
  • メッセージボックスの拡張機能を追加をクリック
  • 右上の をクリック
  • 「Chromebook リカバリ ユーティリティ」をクリック
  • 始めるをクリック
  • 「リストからモデルを選択」 をクリック
  • 「メーカーを選択」 で「Google Chrome OS Flex」 を選択
  • 「製品を選択」 で「Chrome OS Flex」を選択
  • 続行 をクリック
  • USBメモリーを挿入
  • 「選択」から該当するUSBメモリーを選択
  • 続行 をクリック
  • 今すぐ作成 をクリック
  • 「”Google Chrome.app”からリムーバブルボリューム上のファイルにアクセスしようとしています。」のメッセージボックスでOK をクリック
  • 「authopenが変更を加えようとしています。」のメッセージボックスでMac起動時のパスワードを入力してOK をクリック
  • 「リカバリ メディアの作成が完了しました」のメッセージボックスで完了 をクリック

初期設定

  • USBスロットにUSBを挿入
  • 電源ボタンを押す。もしくは再起動する。
  • (再)起動直後に「Option」キーを押し続ける。
  • Startup Managerの画面が表示されたら、「Option」キーを離す。
  • USBメモリーのドライブをクリック
    「ネットワークを選択…」は後で設定しますので、この段階では設定の必要はありません。
  • USBドライブから「ChromeOS Flex」が起動
  • 画面に「ChromeOS Flex」と表示
  • 「Do you want to active ChromeVox, the built-in screen reader for ChromeOS?」
    「ChromeVox」とは視覚障がい者などが利用できるスクリーンリーダーです。
  • 使わないのでNo,continue without ChromVoxをクリック
  • English(United States)をクリック
  • 「Language」で「Japanes – 日本語」を選択
  • 「キーボード」で「日本語」を選択
  • OKをクリック
  • 左下の始めるをクリック
  • 「ChromeOS Flex のご利用開始」の画面で試してみるをクリック
    試してみるにはUSBから起動します。
    【注意】ChromeOS Flexをインストールは内部のディスクにインストールされるため、既存のOSは削除されます。)
  • 次へ >をクリック
  • 「ネットワークへの接続」で使用するネットワークを選択
  • 次へ >をクリック
  • WiFi接続の場合、SSIDのパスワード(暗号化キー)を入力して接続をクリック
  • 「Google 利用規約」を確認して同意して続行をクリック
  • 「この Chrome デバイスはどなたが使用しますか?」の画面で「あなた」を選択して次へ >をクリック
  • 「「Chromebook」へのログイン」の画面でメールアドレスを入力
    GoogleアカウントのIDを入力します。
  • 次へをクリック
  • パスワードを入力して次へをクリック
    GoogleアカウントのIDを入力します。
  • 「2段階認証プロセス」画面でスマホのGmailアプリを開いて、「✓ はい、私です」をタップ
    2段階認証していない場合は省略されます。
  • 「Chrome デバイスの同期」の画面で、同期しない場合は「設定後に同期オプションを設定する」のチェックをして同意して続行をクリック
    同期する場合はチェックを外して同意して続行をクリック
  • 「ChromeOS Flex のハードウェアの収集」の画面でチェック入れたまま同意して続行をクリック
  • 「Google アシスタントはこのデバイスを使用する」の画面で有効にしないをクリック
  • 「これで準備完了です。」の画面で始めるをクリック

起動と終了

【起動】

  • USBスロットにUSBを挿入
  • 電源ボタンを押しながら「Option」キーを押し続ける。

【終了】

  • 右下の時刻が表示されているところをクリック
  • をクリック

使用環境のカスタマイズ

日本語入力

日本語入力はMacとは異なります。
「Ctrl + Space」か「Command + Space」で日本語入力のオンオフをおこないます。

プリンターの設定

  • 設定するプリンターの電源を入れる。
  • 画面右下の時刻が表示されているところをクリック
  • 右上のギアマークをクリック
  • 「設定」の「詳細設定」「印刷とスキャン」をクリック
  • 「プリンター」をクリック
  • 使用するプリンターをクリック
  • 「プリンターの追加」をクリック

試し印刷をします。

  • 印刷したいページを表示して「comand+P」か「control+P」を押す。
  • 「送信先」の横の下矢印をクリック
  • 「もっと見る」をクリック
  • 使用するプリンターをクリック
  • 印刷をクリック

スクロールの変更

Macと反対方向にスクロールするので設定を変更しました。

  • 右下の時刻が表示されているところをクリック
  • 右上のギアマークをクリック
  • 「設定」の「デバイス」をクリック
  • 「タッチパッド」をクリック
  • 「逆スクロールを有効にする。」をクリック

PINで画面ロック解除

デフォルトではGoogleアカウントの入力が必要です。
簡易なPINでロック解除できるようにします。

  • 「設定」の「セキュリティとプライバシー」「画面をロック」をクリック
  • Googleアカウントのパスワードを入力
  • 確認をクリック
  • 「PINまたはパスワード」を選択
  • PINを設定をクリック
  • PINを数字6桁以上で入力
  • 続行をクリック
  • もう一度PINを入力
  • 確認をクリック

※私の環境では起動時のログインではPINを認識しませんでした。
Googleアカウントのパスワードを認識しました。

感想

起動が遅い。
USBからの起動からか、電源投入時の起動が遅いです。

PINを認識しない。
Googleアカウントのパスワードの代わりに、PINを設定しましたが認識しません。

古いUSBメモリーでは起動しなかった。
最初、年式がわからない古いUSBメモリーを使用したら、インストールには成功したが、全く起動しなかった。

スクロールがスムーズではない。
タッチパッドでのスクロールはMacのようにスムーズでなめらかでない。
スクロールバーは細く、使うのに難儀する。

単語登録ができない。
日本語入力の設定箇所が見当たらないです。

細かい点は色々ありますが、使えないことはないが、今はまだ使う気にはなりません。既存OSのサポートが切れたら使います。

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