白髪というと老化の一つの表れと見ることが多いですが、実際には若くても白髪が出てくる人も多くいます。
もちろん、高齢者のようにたくさんの白髪があるケースは少ないです。ポツポツと白いのが見えるというくらいですが、若白髪に悩んでいる人は意外と多いですね。
増やさない方法は以下の3点です。
- バランスのよい食生活を心がけること
- 規則正しい睡眠を取ること
- スマホの使用時間を減らすこと
若白髪の原因は
若白髪は老化現象とは言えませんので、当然他に原因があることになります。どんな原因があるかを突き止めて、それに応じた対処をしてきれいな髪の毛を取り戻したいですね。
そもそも若白髪の原因は、毛根にある毛母細胞というところにメラニン色素が行かないからです。そして、このメラニン色素はメラノサイトという細胞によって合成されているんですね。
つまり、黒色を作りだす細胞が減ったり、機能が低下したりすると白髪が増えてきてしまうということです。
この原因は若くても高齢者でも同じで、メラノサイトの働きを維持して活発化させることが、若白髪防止に必要なんです。
食生活の乱れから来る栄養不足
メラノサイトは一種の細胞ですから、栄養が不足すると働きが落ちてしまいます。また、細胞は常に修復や再生をして、その数をキープしているんですね。ところが栄養が足りなくなると、十分に再生活動ができなくなってしまって、細胞の数が減っていきます。
そのため、食生活の乱れにとってバランスの取れた栄養摂取ができないと、メラノサイトが弱くなり若白髪が増えてしまうんです。
特に若者は、ファストフードばかりを摂ったり、揚げ物が多くなったりする傾向がありますので、バランスの良い食生活をキープできないケースが見られます。
また、女性の場合は体重を減らしたいという気持ちから、食事の量そのものをか若くても白髪が出てくるケースも多いなり少なくしたり、たんぱく質や糖質を相当制限してしまうこともあります。
もちろん、適度なフードコントロールは健康のためにいいですが、極端なダイエットは髪の毛の健康状態を落としてしまうんですね。
バランスのよい食生活を特に上質なたんぱく質の摂取を
こうした理由で起こる若白髪を避けるために、食生活を見なすことはとても大事ですよ。基本は、全体の栄養バランスを見て偏りなく三食摂ることですね。
ダイエットをしているとしても、たんぱく質を摂ることを意識しましょう。髪の毛はケラチンという種類のたんぱく質がメイン成分となっているんです。そのため、上質のたんぱく質を摂ることは、髪の毛の質をアップさせるのに役立ちます。他にも、細胞の機能維持や修復を促すビタミン類をしっかりと摂取することも大事ですね。
睡眠不足
若いときは友だちと遊んだりスマホで連絡し合ったりして、夜更かししてしまうこともよくあるものです。
でも、睡眠不足も若白髪をもたらす一つの原因になるので注意が必要ですよ。というのも、起きている状態の時は交感神経が強く働き、体が緊張状態にあるんです。一方で、睡眠時は副交感神経がより強くなって、リラックスした状態をもたらします。
この交感神経優位の状態だと、血管が収縮して頭皮への血流を妨げてしまうことになります。頭皮へ血液が十分に行かないと、酸素と栄養分がしっかりと届きません。こうした状態は、メラノサイトという細胞の働きを弱めてしまうことになりますので、若白髪を誘発しやすいんです。
できるだけ睡眠時間を長めに取ることは、肌の調子を良くしたり全般的な体調を良くするのにも役立ちますので、意識してしっかりと寝ましょう。
また、睡眠時間の長さだけでなく、規則正しく同じ時間に寝るということも大事ですよ。人には体内時計というものがあり、やはり交感神経と副交感神経に影響を与えることが分かっています。不規則な睡眠サイクルになってしまうと、やはり若白髪を誘発してしまう可能性が強くなりますよ。
スマホの見過ぎ
もはや私たちの生活に欠かせないスマホですが、使い過ぎは心身に良くないことがあるんですね。特に長時間スマホ画面を見過ぎると、姿勢が悪くなっていわゆる猫背の状態でずっといることになりますよね。
頭皮に血液を送る血管の一部は、肩から首にかけてありますが、姿勢が悪い状態が続くと血行が悪くなります。
そうなると頭皮に十分な血液が流れなくなり、前述の通り栄養分や酸素不足を招くんですね。これが若白髪を引き起こす一つの原因になりえます。そのため、スマホを使うにしても、15分くらい使ったら一度休憩する、できるだけ背筋を伸ばして姿勢を良くするなど、使い方に気を付けましょう。
そもそも、できるだけスマホの使用時間を減らすようにすることができれば、もっと良い若白髪の改善策となりますよ。
まとめ
若白髪の原因は
・食生活の乱れから来る栄養不足
・睡眠不足
・スマホの見過ぎ
バランスのよい食生活を心がけ、規則正しい睡眠を取り、スマホの使用時間を減らよう努めましょう。