【FP検定1級】株式市場の指標、海外市場のインデックスも押さえておこう。

過去13回の基礎編の試験で6回出題されています。日本市場だけではなく海外市場も出ています。
まとめの表を覚えてしまえば、ほぼほぼOKです。

日経平均株価

東京証券取引所第1部に上場する約2,000銘柄の株式のうち225銘柄を対象にしている。5秒毎に算出し公表する。
基本的に単純平均株価なので、株価の高い株式の影響を強く受ける。
(2020.1)

日経平均は基本的には単純平均の考え方に基づいており、 当初は銘柄数が除数だった。その後、株式分割・併合や銘柄入れ替えなど市況変動によらない不連続に対応するため、除数の値を修正することで指数としての連続性、継続性を維持している。

なお2021年7月20日現在で除数27.769である。

東証株価指数（TOPIX)

東京証券取引所第1部上場全銘柄(2021.7.20現在、2192社)を対象として、算出・公表している株価指数
各銘柄の浮動株数調整後の時価総額を合計して計算します。
1968年1月4日を基準日として、当時の時価総額を100として指数を算出。
(2021.1)(2020.1)(2018.9)(2016.9)

ジャスダック・インデックス（JASDAQ INDEX）

東京証券取引所のJASDAQ市場に上場している全銘柄を対象とした株価指数。
JASDAQ市場は新興企業向けの証券市場である。
基準日1991年10月28日の基準値を100として算出
(2021.1)(2020.1)

東京マザーズ指数

東京証券取引所の東証マザーズ市場に上場する内国普通株式全銘柄を対象とした株価指数
どちらかというとベンチャー企業向けである。
東証株価指数（TOPIX）と同様、浮動株ベースの時価総額加重型で算出する指数で、基準日である2003年9月12日の基準値1,000として算出
(2021.1)

JPX日経インデックス400

日本取引所グループ(JPX)と日本経済新聞社が共同で開発した株価指数
東京証券取引所の銘柄（第1部・第2部・JASDAQ・マザーズ）を対象にROE・営業利益・時価総額など「投資家を重視する経営指標」を基準に、400銘柄選抜
浮動株ベースの時価総額加重型で算出される指数
単なる「時価総額上位400銘柄」で選定されているわけではない。
2013年8月30日をが起算日
(2021.1)(2018.9)(2016.9)

東証REIT指数

東京証券取引所に上場しているREIT（不動産投資信託）全銘柄を対象にした指数
浮動株ベースの時価総額加重型で算出される指数。
(2020.1)

NYダウ（ダウ・ジョーンズ工業株価平均）

ダウ・ジョーンズ社が発表するニューヨーク証券取引所に上場している代表的な30銘柄の推移をもとに算出した修正平均株価指数(2021.5)(2019.5)(2018.9)

S&P500種株価指数

S&P社がが発表するニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を浮動株ベースの時価総額加重型で算出される指数
経営実績が好調なIT企業が中心

ナスダック総合指数

NASDAQ市場に上場している全銘柄を時価総額加重型で算出される指数。
1971年2月5日の株価を基準値100としています。
ハイテク株の占める割合が高いことが特徴(2019.5)

その他の指数

【FTSE100指数】フッツィー
ロンドン証券取引所に上場している銘柄のうち、時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均型の株価指数(2021.5)(2018.9)(2016.9)

【DAX指数】
フランクフルト証券取引所に上場している銘柄のうち、ドイツ企業の主要な30銘柄を対象とする時価総額加重型の株価指数(2021.5)(2016.9)

【CAC40指数】カック
フランスのユーロネクスト・パリ（旧パリ証券取引所）に上場している銘柄のうち、主要な40銘柄で構成される時価総額加重型の株価指数(2021.5)

チェックポイント

まとめ

「平均株価型は日経平均株価とNYダウだけ」は必ず覚えておこう。