【書評】『科学が解く老人のうそ』武田邦彦 著 老化も寿命も定年も病も錯覚です。

本の表紙書評

「ホンマでっか!?TV」で有名な著者
老化や寿命を著者独自の科学的な方法で述べた『科学が解く老人のうそ』

人生100年時代において50歳からは「第2の人生」でそれまでの人生とは別物であると言う。
「第2の人生」は社会に貢献することを目標にして生きなさいと語る。

定年退職された人、老後になにをしていいかわからない人、老後の孤独感に悩んでいる人、だんだん体が動かなく気が滅入っている人等に著者独自の視点からわかりやすい見解を述べています。

私のブログテーマ「セカンドライフを想う」はこの本の影響が少なからずあったような気がします。
読み返してみました。新たな気づきも発見。今後の人生について、老化していく体の不安、生き甲斐について悩んでおられる方に本書を推せんいたします。

科学者が解く「老人のウソ」 [ 武田邦彦 ]
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本の基本情報

書 名 『科学が解く老人のうそ』
著 者  武田 邦彦
発行所 株式会社産経新聞出版社 
発行日 2018年5月11日

著者の紹介

武田邦彦(たけだ・くにひこ)1943年東京都生まれ。
東京大学教養学部基礎科学科卒業。
工学博士。
専攻は資源材料工学。
旭化成工業ウラン濃縮研究所所長、
芝浦工業大学工学部教授、
名古屋大学大学院教授を経て、中部大学総合工学研究所教授。名古屋市経営アドバイザー、富山市政策参与。
内閣府原子力委員会および安全委員会の専門委員、
文部科学省科学技術審議会専門委員を歴任。
『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)をはじめテレビ番組出演多数。
著書に『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)、
『偽善エコロジー─「環境生活」が地球を破壊する』(幻冬舎新書)、
『大麻ヒステリー思考停止になる日本人』(光文社新書)、
『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』(産経新聞出版)など多数。
近著に『武田邦彦の科学的人生論』(飯塚書店)など。

目次
はじめに 「老後」なんてものはありません
第1章 「老後」のウソ
第2章 「寿命」のウソ
第3章「老化」のウソ
第4章 「病」のウソ
第5章 「定年」のウソ
第6章 第2の人生論
あとがき

「はじめに」では「近い将来、平均寿命は90歳を超え100歳に近づき、人生100年時代の到来です。」と言い、人生は2度あり50歳までを「第1の人生」、50歳からが「第2の人生」と位置づけています。

本書の目的はこの「第2の人生の準備・意味・生き方・を考えてみる」と述べています。

本章では老年者が抱える代表的な悩みである「老後」「寿命」「老化」「病」「定年」について一般的な常識を疑い、著者ならではの意味けをしています。

「『アラメダ研究』社交的な人に比べて孤立している人の死亡率が2.3倍で女性は2.8倍とうい結果が出ている」などのデータを基にして孤立することなく社会に献身することの重要さを語っています。

さらに「50歳からの第2の人生は第1の人生とはまったく別の人生です。」と「第2の人生は自分の欲ではなく社会に貢献することを目標にせよ」とすすめています。
これはいろいろな言い回しで言っていますが、本書全体を通じて著者が主張していることです。

感想

著者の言わんとすることを私なりにまとめると、
「50歳以降を老後と思って生きていると確実に老化する。50歳からは第2の人生として位置づけ別の人生と思うこと。
第2の人生は社会に貢献することを目標にし、他人に感謝されることが重要である。
第2の人生は他人のことを一生懸命頑張ること。そうすることによって第2の人生を生きる意味が生じて喜びを感じ健康になり長寿になる。
」といったことです。

「第2の人生は死のスイッチが入っている状態」「健康診断を止める」「お酒に強い人なら1日4合程度が良いようです」など誤解を招く表現が気になります。
読んでいくと著者の本意はわかるのですがどうなんでしょうかね?

それとなんかいとなくこんなロジックがあります。
「AだからB」だけを考えるのではなく「BだからA」もあると言った言い方です。

具体的には「老化したから悩む」だけを考えるのではなく「悩むから老化する」といった言い方をして悩まないようにせよと提言しています。少し無理があるような気がします。

いずれにしても、今までの定年本にはない視点で書かてた本であり、ブログテーマ「セカンドライフを想う」の基になった本です。

またアドラー心理学でいうところの「貢献感」につうじるところもあります。

まとめ

50歳からは第2の人生として位置づけ別の人生と思うこと。
第2の人生は社会に貢献することを目標にし、他人に感謝されることが重要である。
第2の人生は他人のことを一生懸命頑張ること。そうすることによって第2の人生を生きる意味が生じて喜びを感じ健康になり長寿になる

科学者が解く「老人のウソ」 [ 武田邦彦 ]
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