「定年退職して1年が経過しようとしています。体力の衰えは日々感じます。なにか運動をすればよいのでしょうか?J
こんな悩みを解決いたします。
私は医者でも医療の関係者でもありません。また運動・スポーツのトレナーでもありません。
2020年現在60歳になりました。
若いときはテニスをやっていました。40代からランニングを始め、50歳前後からマラソン大会に年間3から4回程度出場しています。(コロナ禍になってここ2年ほどは全く出場しなくなりました。)
そのお陰かどうか、定かではありませんが、今のところ、大きな病気はありません。そんな私が普段思っている健康のための運動について話をします。
人間60歳を超えると、日に日に体力の衰えを感じていきます。年をとっても体を動かすことは心身ともに健康が維持できます。
特に心の健康に効果がありますし、末永く自立した生活が送れるようになります
答えはランニングをしてきた経験から言えば「ゆるく継続」です。健康維持の方法は人それぞれ好みによって決めていただければ結構です。
ただ、それをゆっくりでもいいから毎日継続できるかどうかにかかっています。
一日置きではなく毎日です。毎日やるために「ゆるく」やるのです。毎日やるとは日課にすることです。一日10分から始めましょう。
年を取れば取るほど「ゆるく」やりましょう。
自分の姿を観察してみる
人間60も過ぎると顔、体にいろいろな変化が起こります。例えば顔は
- 鼻から口のあたりにほうれい線が目立つようになります。
- まぶたが垂れてくることで目が小さく見えてきます。
- オデコにシワができる。
- シミが出てくる。
- 白髪が増えてくる。
- 首の筋や頬骨が出る。
- 肌に潤いがない。
- 男性は頭髪が薄くなる。
腹やお尻は
- 腹が出てくる
- 体重が増えてくる。
- お尻が下がってくる
- バストが下がってくる
- 背中が丸くなる
といったことがおこります。主な原因は基礎代謝の低下と筋肉量の減少です。
おすすめ運動・スポーツなど
近くに公営体育館があり、2階の観客席の周りが1周200メートルのランニング走路にっており、雨の日、寒い日はそこで走っています。
10年前、体育館で見かけた人は今は誰もいないような気がします。それだけ、継続することは非常に難しいことなのかと感じます。
基礎代謝の低下と筋肉量の減少の対策のために、ゆるくて継続しやすい運動・スポーツを独断で選んでみました。
ウオーキング
ながらウォーキングがおすすめです。スマホをウエストバックにいれてお音楽はどうですか?私は音楽もよいでですが、オーディオブックがおすすめです。
アマゾンのAudible、オトバンクの audiobook.jp がおすすめです。

スキーのストックのようなポールを使う「ノルディックウォーキング」もいいですね。
踏み台昇降
踏み台昇降のよいところは、テレビを見ながらできるところです。専用の器具もありますが、私は古くなった台所テーブル用の椅子で代用しています。
スクワット
転倒による怪我や骨粗鬆症の予防に最適です。天気が悪い日、テレビを観ながら踏み台昇降とスクワットをセットで行なっています。
ランニング(ジョギング)
「ランニング(ジョギング)とウオーキングはどちらがよいのですか」と言う質問がよくあります。
私の答えは「ランニング(ジョギング)ができるのなら、ランニング(ジョギング)をして下さい。」です。
60歳になると子供の時に、できた逆上がりやバク転はできなくなりました。年を取るにつれてできなくなることが増えてきます。
ランニングができるならランニングをして下さい。やらないとできなくなるのが早回るだけです。
歩く程度の速さでおこなう「スロージョギング」は ランニング(ジョギング) は無理かなと思う人でも、できるかもしれません。


水泳
水泳は手足の動作が異なり、非日常的で脳の活性化になります。リラックス効果もあり、腰、膝の負担が少ないです。
「水中ウオーキング」は膝痛の人でも、陸上よりも負荷がすくないです。
「水中ウオーキング」参考記事
登山
「登山」は最近ブームになっています。
「登山」は天候などの急変など危険と隣り合わせです。山歩きの基本を身につけて、体力にあった山や日程を選ぶようにしましょう。
カラオケ
カラオケは喉の運動です。ストレス発散になります。また脳の活性化になり、認知症の予防になります。
文章を書く
日記、写経、SNS、ブログをするのはどうでしょうか?
普段悩んでいることを調べて書いてみてはどうでしょうか?悩み解決になりますし、 脳の活性化 につながります。
下にリンクを貼った記事にある「柴田トヨ」さん、98歳で詩集を出してベストセラーになりました。気持ちの持ちようだと感じました。

継続するということ
継続するためには面白くないと、なかなか難しいです。 運動後の一杯、お風呂や温泉に入ることをたのしみにする。やらないと気持ち悪くなる感情が湧いてくるとしめたものです。
毎日の習慣にできるか? 登山を毎日やれといってもできるもんではありません。いろいろなスポーツを組み合わせてやっていきましょう。
要介護にならないために
介護保険法の 第七条では
「この法律において要介護状態とは、身体上又は精神上の障害があるために、入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部又は一部について、厚生労働省令で定める期間にわたり継続して、常時介護を要すると見込まれる状態であって、その介護の必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分(以下「要介護状態区分」という。)のいずれかに該当するもの(要支援状態に該当するものを除く。)をいう。」
とあります。
要約すると「 要介護状態とは、日常生活の全部又は一部が自分でできず、介護が必要なこと」
平成28年 厚生労働省「国民生活基礎調査」によると、 65歳以上の人で介護が必要となった主な原因は、認知症、脳血管疾患(脳卒中)、高齢による衰弱、骨折・転倒、関節疾患で70%を占めています。
まとめ
健康維持と要介護にならないために、ゆるく毎日継続することです。
要介護でなくても、若いときできたことができなくなっています。日常生活を営んでいくのに影響のないことであれば、大きな問題は生じないかもしれませんが、自分で移動することが制限されると重大な問題にります。自分でできることは自分でおこない、自立することをいつも気に留めておきましょう。
そのために、ゆるく継続です。